貧困

世界の約5人にひとりが1日1.25米ドル未満で生活しています

貧困とは?

「貧困」の定義はひとつではなく、国や機関によって異なります。よく使われるのは世界銀行の「1 日1.25ドル未満で暮らす人の比率」で、国際貧困ラインとも呼ばれます。

また、貧困の捉え方には、必要最低限の生活水準が満たされていない状態の「絶対的貧困」と、ある特定社会の集団の中で、大多数の標準に比べて貧しい状態の「相対的貧困」があります。

母親が亡くなり祖母に引き取られたエマニュエルくんたち兄弟。ほかに7人の子どもがいて、全員が栄養のある食事をすることはできません(ザンビア)
母親が亡くなり祖母に引き取られたエマニュエルくんたち兄弟。ほかに7人の子どもがいて、全員が栄養のある食事をすることはできません(ザンビア)

数字で測ることのできない「貧困」

経済的な数字で測れなくても、子どもにとって、「子どもの権利条約」にある権利が守られていない状態や、一人ひとりが持っている可能性が閉ざされてしまっている状態は貧困といえます。

水、衛生施設、栄養、住居、教育、情報などの基本的な社会サービスを利用することができ、子どもたちが健やかに成長できる環境を整えることが必要です。

願いは「おなかいっぱい食べること」。長引く紛争により、生きていくうえで最低限必要な食糧さえ確保できず、尊厳ある社会生活を営むことが困難な状態になっている子どもたちがいます(アフガニスタン)
願いは「おなかいっぱい食べること」。長引く紛争により、生きていくうえで最低限必要な食糧さえ確保できず、尊厳ある社会生活を営むことが困難な状態になっている子どもたちがいます(アフガニスタン)

貧困撲滅のための総合的なアプローチ

貧困を生み出す原因は、国や地域によって様々です。多くの要因が複雑に絡み合うことによって貧困が生まれます。そのため、貧困を解決する方法も多様であり、政治、社会、経済、環境など総合的な取り組みが必要です。

ワールド・ビジョンは、各国政府や国際機関、NGO等と連携しながら支援事業とアドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)に取り組んでいます。

また、貧困の要因ともなる紛争や災害発生時の緊急人道支援を行う際にも長期的な視野に立ち、人々の生活基盤の復興を支援します。

カーストの低い不可触民(アウトカースト)の子どもたちは差別を受けることもあり、特に就学率や出席率が低い傾向があります。特に女の子の可能性は閉ざされがちです(ネパール)
カーストの低い不可触民(アウトカースト)の子どもたちは差別を受けることもあり、特に就学率や出席率が低い傾向があります。特に女の子の可能性は閉ざされがちです(ネパール)

根本的な貧困解決を目指した支援

ワールド・ビジョンは貧困を解決するために、地域の自立を目指した「チャイルド・スポンサーシップ」を核として活動しています。1人の子どもだけを対象にしたお金や物の提供ではなく、地域の人々とともに子どもの健やかな成長のために必要な環境を整えていきます。保健衛生の改善、教育機会の拡充、生計向上等、幅広い分野で長期的な支援を行っています。

また、活動の成果を地域の人々自身が将来にわたって維持し、発展させることによって貧困から抜け出せるように、人材・住民組織の育成にも力を入れています。

家族の収入を増やすための生計向上プログラム。20人の女性が集まりかご作りをしています。かごを売って現金収入を得て、子どもたちに栄養のある食べ物を買うことができるようになってきています(カンボジア)
家族の収入を増やすための生計向上プログラム。20人の女性が集まりかご作りをしています。かごを売って現金収入を得て、子どもたちに栄養のある食べ物を買うことができるようになってきています(カンボジア)

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