水衛生と子どもたち

世界全体で21億人、つまり10人に3人は自宅で安全な水が手に入らない状況下で、またそのうち8億4,400万人は安全な飲み水が手に入らない状況下で暮らしています。

世界の21億人は自宅で安全な水を利用できません

安全な水は毎日の生活や子どもたちの健やかな成長に不可欠です。

しかし、世界全体で21億人、つまり10人に3人は自宅で安全な水が手に入らない状況下で、またそのうち8億4,400万人は安全な飲み水が手に入らない状況下で暮らしています。配水管からひかれた水や公共の蛇口、掘り抜き井戸等を飲用水源として利用できないため、池や川から汲んできた水を飲用し、料理や手洗いにも使って生活しています。

そして、水汲みのために数十キロ歩かなければならない子どもたちは、学校に行く時間や友だちと遊ぶ時間を奪われています。

子どもたちの命を奪う水

病原菌や寄生虫によって汚染された水は様々な病気を引き起こします。

特に子どもたちの知能の発達や身体の成長に取り返しのつかない影響を及ぼし、抵抗力の弱い幼い子どもたちは下痢によって脱水症状に陥り命を落としています。

下痢性の病気により5歳を迎える前に命を落とす子どもたちは毎日900人以上にのぼり、不衛生な環境や汚染された水は、コレラ、赤痢、A型肝炎、腸チフスといった感染症の伝染とも関連しています。(出典:Unicef 2017)

身近な衛生問題:「トイレ」と「手洗い」

世界では23億人が改善された衛生設備(トイレ)を使用できない環境に置かれており、世界の人口の約8人にひとりにあたる8億9,200万人が屋外排せつをしています。また、安全な水やトイレの利用の面において、農村部と都市部で著しい格差が生じ続けています。(出典:Unicef 2017)

基礎的な衛生に対する関心を高め、根強く残る屋外排せつを改善し、トイレの後や食前の手洗いといった適切な衛生習慣を身に付けられるよう働きかける必要もあります。ワールド・ビジョンは衛生に関する啓発と行動変革を目指したワークショップを実施しています。

ワールド・ビジョンの水衛生への取り組み

地域の人々が主体の水衛生プログラム

ワールド・ビジョンは支援地域の人々とともに、トイレ整備のほか、井戸や貯水タンクの設置等の活動を行っています。また、支援地域の人々が主体的に、水資源を有効にまた持続的に管理できるよう、「水委員会」などの住民組織の立ち上げや運営を支援しています。

このような水衛生プログラムを教育、保健、栄養、生計向上等の取組みとともに行うことで、安全な水と衛生的な環境が、持続可能な形で貧しい地域に住む人々に届けられています。

暮らしを変える「水」と「衛生」支援

安全な水が手に入らないため、また、手洗いやトイレ使用の習慣が定着していないために下痢が原因で命を落とす子どもたち。水汲みに何時間もかかるため、学校へ通えない子どもたち。

安全な水と衛生的な環境が実現すれば、子どもたちの健康が守られ、学校へ通うための時間も確保できるようになります。「水」と「衛生」の支援で重要なのは、地域の人にその大切さを理解してもらい、参加を得ながら進めること。完成した井戸やトイレが、住民自身によって大切に使い続けられるためにも不可欠です。

安全な水と衛生的な環境を実現し、
子どもたちの健康を守るため募金にご協力ください。

暮らしを変える「水」と「衛生」支援

「水が出た!」~バイオレットちゃんのストーリー~

私の名前はバイオレット。10歳でザンビアに住んでいます。私は日が昇る前に家を出て、3.5キロ先にある井戸に水を汲みに行きます...

成果が続く水支援

世界では7億8000万人が安全な水を継続的に利用できない状態にあります。水源が近くにない、湧水を家畜と共有しているため水が...

トイレと手洗いで救われる命

住んでいる地域にトイレがない、またはトイレを使用する習慣や手洗いの習慣がないため、毎日約1400人の子どもが命を落としています...

毎日6時間を水汲み労働に費やしたレウィスくん。
支援により時間を取り戻して・・・

このショートムービー「レウィスの井戸」は、チャイルド・スポンサーシップの支援を受けたチャイルドの環境がどのように改善し、その人生が変わっていくのかを分かりやすく表現したフィクション・ストーリーです。これまで実際に出会ってきた子どもたちの体験をもとに創作しました。

世界の「とある国」で、毎日6時間を水汲み労働に費やさなければならなかったレウィスが、支援で井戸ができたことにより、年間2,000時間以上もの時間を取り戻して学校へ行き、医師になることができた、という物語です。

この作品のナレーションを女優の上野樹里さんが担当してくださいました。
チャイルド・スポンサーシップの活動に賛同し、ボランティアでご協力くださっています。

子どもたちが暮らしの中で抱えている国際問題

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