保健・栄養

世界では年間590万人の子どもが5歳になれずこの世を去ります

5歳未満で亡くなる子どもたち

今、590万人にのぼる子どもたちが、5歳の誕生日を迎えることなく命を落としています。とりわけ、多くの子どもたちは生後1カ月までも生き延びることができません。これらの子どもの多くは、途上国に住んでおり、肺炎、下痢、マラリアなどの防ぐことができる病気が原因で亡くなっています。(データ出典:UNICEF, 2015)

また、子どもたちの死亡の約45%は、直接的・間接的に栄養不良が原因となっています。

生まれたばかりの子どもと、優しく見つめる母親(カンボジア)
生まれたばかりの子どもと、優しく見つめる母親(カンボジア)

多くの命は救えるはず

家族とコミュニティで可能な「予防」と、基礎的な「治療」の提供があれば、 子どもたちの命を救うことはできるはずだと言われています。途上国で生まれる子どもは先進国の子どもと比較して、 生後1カ月間に死亡する確率が非常に高くなっています。

また、栄養摂取も重要です。女性が妊娠してから子どもが2歳の誕生日を迎えるまでの1,000日間に適切な栄養を摂取することは、健全な脳の発達や身体的成長に影響を与えるだけでなく、出産および出産後の致命的な病気を回避し、抵抗力をつけるのに貢献することがわかっています。

子どもの様子を見る医師(モザンビーク)
子どもの様子を見る医師(モザンビーク)

家族と地域、政府双方に役割があります

子どもたちの健康を守るため、子どもたちの家族や地域の人々は大きな役割を果たします。家族が、子どもを病気から守り、健康を保つことができるよう、知識や情報、必要な手段を手に入れられることが大切です。

また、幼い子どもたちの命を奪っている要因の多くは、基礎的な保健医療サービスさえあれば予防・治療が可能です。もっとも貧しい地域に住む家族にまで保健医療を届けられる公的な保健システム強化が不可欠です。そのためには、保健医療従事者、施設、医薬品、それらのための資金とシステムを機能させる情報システムが必要です。

子どもに予防接種を行う、村の保健医療従事者(ベトナム)
子どもに予防接種を行う、村の保健医療従事者(ベトナム)

ワールド・ビジョンの活動

ワールド・ビジョンは、世界およそ100カ国でこれまで60年以上にわたり、栄養改善、子どもを対象とした包括的な疾病対策、HIVに感染した人々や家族へのケア、弱い立場に置かれた子どもたちへの支援などを通じて、子どもたちの命と健康を守る活動を行ってきました。 ワールド・ビジョンは、このような活動を地域住民、地方自治体や保健省などの政府機関、医療機関と連携して行っています。

また、政策提言やアドボカシー・キャンペーンを通じて、 貧しい人々が保健医療サービスを受けられることを保障するような国家の保健政策が策定・実施されるよう、途上国政府に働きかけてきました。さらに、先進国政府に対しても、そのような途上国の取り組みを政治的・資金的に支援するよう、提言してきました。

栄養のある食べ物を子どもに食べさせる母親(バングラデシュ)
栄養のある食べ物を子どもに食べさせる母親(バングラデシュ)

ONE GOALキャンペーン

公益財団法人日本サッカー協会(JFA)外部リンクとワールド・ビジョン・ジャパンが協力し、サッカーを通して、アジアと日本の子どもたちの栄養改善に関する啓発キャンペーン「ONE GOAL」を行っています。
「ONE GOAL」は、アジアサッカー連盟(AFC)が「アジアのすべての子どもに栄養を」という"ONE GOAL"に向かって実施している社会貢献キャンペーンで、すでにアジア各国で活動が始まっています。
アジアの5歳未満の子ども3億5000万人のうち4分の1は低体重で、1億人が発育不良です(2014年)。アジアの子どもたちがより良い食生活で、成長に必要な栄養を適切に摂取し、健やかに成長するため、ONE GOAL キャンペーンでは、アジアにいる14億人のサッカーファンとともに、各国政府、企業、市民社会と協力しながら、子どもたちの健康で活動的なライフスタイルが実現することを目指します。
データ出典 Fuelling Asia's footballers for the future; One goal to level the playing field, ONE GOAL

ONE GOALキャンペーンのバナーを持つ、サッカー日本代表の選手たち
ONE GOALキャンペーンのバナーを持つ、サッカー日本代表の選手たち

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