教育

世界では5,700万人の子どもたちが、学校へ通えません

学校に行けない理由

世界には、教育を受けられない子どもが5,700万人いて、その半数以上がサブサハラアフリカで暮らしています。なぜ、学校に行けないのでしょう?そもそも学校が近くになかったり、あっても先生がいない。水汲みに何時間も費やさなければならない。女の子だから。家計が苦しい。保護者が勉強より労働を優先させる。健康でない。紛争の影響があり平和でない、など様々な理由があります。

授業を受ける子どもたち写真
真剣な眼差しで授業を受ける子どもたち(マリ)

教育には人々の生活を変える力がある

教育の持つ効果は計り知れません。教育には子どもの未来と人々の生活を変える力があります。例えば、低所得国と中所得国のすべての女性が初等教育を修了すれば、5歳未満児の死亡率を15%低下させることができ、中等教育を修了すれば、5歳未満児の死亡率を49%低下させることができると言われれています。

また、貧困国のすべての女性が中等教育を受けることができれば、発育不良の子どもは26%減少し、すべての女性が初等教育を修了すれば、妊産婦の死亡は66%減少すると言われています。データ出典:EFAグローバルモニタリングレポート2013/4, UNESCO

学校に続けて行けることを喜ぶ女の子写真
学校に続けて行けることを喜ぶ女の子(インド)。世界には、勉強をしたくても続けられない子どもがたくさんいます

すべての人に質の高い教育を-国際社会の決意

教育は子どもの権利条約で保障された基本的な権利です。
この権利を実現するために、国際社会は、1990年に「万人のための教育」(注1)に向けた取り組みを決意しました。 そして、2000年には、「ダカール行動枠組み」(注2)と 「ミレニアム開発目標」(注3)という2つの目標を定め、その達成に向けて取り組むことを約束しました。

注1:「万人のための教育」:「万人のための教育世界会議」(1990年3月、於タイ・ジョムエンティン)で、すべての人に基礎教育を提供することを世界共通の目標とすることが 国際的に合意されたことを受けて、採用されたスローガン。

注2:「ダカール行動枠組み」:「万人のための教育」のための1990年代の取り組み進捗を評価するために開催された 「世界教育フォーラム」(2000年4月、於セネガル・ダカール)で採択された共同宣言。
2015年までの達成を目指し、新たに6つの目標を定め、その達成のために各国政府、 関係機関の取り組みを約束した。
①就学前教育の拡大と改善 ②初等教育の完全普及 ③青年・成人の学習ニーズの充足 ④成人識字率(特に女性)の改善 ⑤教育における男女平等の達成 ⑥教育における質の改善

注3:ミレニアム開発目標(MDGs):MDG2において、「2015年までにすべての子どもが男女の区別なく初等教育の全過程を修了できるようにする」を、MDG3において「2015年までにすべての教育レベルで男女格差を解消する」ことを定める。MDGsについてはこちら

シリアから逃れ、ヨルダンで教育を受ける子どもたち写真
シリアから逃れてきた子どもたち。難民として暮らすヨルダンで教育を受けています

ワールド・ビジョンの取り組み

ワールド・ビジョンは、すべての子どもが、人種、性別、障がいの有無にかかわらず、生まれながらに持っている可能性を十分に開花できるように願っています。
そのために、チャイルド・スポンサーシップを中心とする開発援助緊急人道支援を通じて、どのような状況においても、子どもたちが教育を受けることができるように環境を整えたり、必要に応じて学校教育を補完するような教育支援を行っています。
また、ワールド・ビジョンは教育協力NGOネットワーク(JNNE)の副代表として、教育支援に関わる政策提言を行っています。JNNEはすべての人々の学びの保障を目指す、教育協力に関わるNGOのネットワークです。

子ども写真
家の近くに学校ができたことで、それまで片道1時間半かかった通学が楽になりました(レソト)

ワールド・ビジョン・ジャパンの活動

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