国際協力の入門書 『いのちのバトンをつなぎたい 世界の子どもの3人に1人は栄養不良』 
4月7日世界保健デーに刊行! ~女優・酒井美紀さんからの推薦コメントも~

(2022.04.07)

世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局:東京都中野区、事務局長:木内真理子、以下WVJ)は、栄養不良の問題を通して世界の課題を捉え、今できることを考える国際協力の入門書『いのちのバトンをつなぎたい 世界の子どもの3人に1人は栄養不良』を、4月7日の世界保健デーに出版、全国の書店・ネット書店などで順次販売されます。

本の内容

本書では、世界各地で国際協力の活動に従事するワールド・ビジョンが出会った子どもたちの生活を、栄養不良の問題を軸に紹介。飢餓、紛争、水衛生、生計向上などの分野に触れ、様々な要素が絡み合って子どもたちが栄養不良に陥っていることを解説します。さらに、栄養不良の改善に向けたWVJの活動事例や、国・業界の枠を超えた世界全体の取り組みを紹介し、問題解決の糸口を読者とともに探ります。

読者として想定したのは、中学生以上の皆さま。写真やイラストを多用して読みやすく仕上げた内容は、「世界の問題に興味はあるけど難しそうで敬遠していた」「国際協力の概要を知りたい」という学生や大人の方にもぴったりです。

酒井美紀さんからの推薦コメント

WVJの親善大使で女優の酒井美紀さんから、推薦コメントをいただきました。


「栄養不良を身近に感じることが日本では少ないかもしれません。この本は、環境問題や紛争、経済的側面が食や栄養不良の問題と複雑に絡み合い、日常的に命の危機に直面している子どもたちが世界には大勢いることを教えてくれます。教科書には書かれていないリアルな現場から声に出せない人々の心の声が届けられていて、食の観点から尊い命について包括的に理解を深めることができます。母親として子どもにも読んでもらいたい一冊。」

フィリピンにあるWVJの支援地域を訪問された時の様子。現地の学校に通う子どもたちと(2017年)

4月7日は世界保健デー

4月7日は、世界保健機関(WHO)が設立されるきっかけとなった、世界保健憲章(WHO憲章)の採択を記念して制定された国際デーです。WHOは、この憲章に掲げられている、「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」(第1条)を目的に活動しています。

新型コロナウイルス感染症のパンデミック、大気・海洋汚染、気候変動、紛争などにより、WHO憲章が掲げる「すべての人々が可能な最高の健康水準」で生きることが難しい現代。本書をきっかけにして、世界の課題に目を向ける方が増え、課題解決のためにともに行動する仲間が増えることを願っています。


書籍概要

書名: いのちのバトンをつなぎたい 世界の子どもの3人に1人は栄養不良
著者: 国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン
発行: 合同出版株式会社
定価: 1,760円(本体1600円+税)
刊行日: 2022年4月7日(世界保健デー)
判型: A5/ハードカバー
総ページ数: 168ページ
ISBN: 9784772614924
合同出版公式サイト: https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b603348.html 


【目次】
1章 わたしたちが出会った栄養不良の子どもたち
2章 食べられない人と食べすぎの人がいる奇妙な世界
3章 なぜ栄養不良が起こるのか?
4章 栄養問題が深刻な国でわたしたちがおこなっていること◎カンボジア
5章 危機的な状況での食料支援
6章 栄養改善には世界中の協力が不可欠
7章 わたしたちにできること
あとがきにかえて


ワールド・ビジョン・ジャパンとは

キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。詳細はこちら

本件に関する報道関係者からのお問合せ先

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
広報担当:市山志保 【電話】03-5334-5356 【Email】shiho_ichiyama@worldvision.or.jp