世界のために何ができる?国際協力の入門書『いのちのバトンをつなぎたい 世界の子どもの3人に1人は栄養不良』を4/7世界保健デーに出版

(2022.03.30)


世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局:東京都中野区、事務局長:木内真理子、以下WVJ)は、世界の栄養不良の問題を通して今できることを考える国際協力の入門書『いのちのバトンをつなぎたい 世界の子どもの3人に1人は栄養不良』を、4月7日の世界保健デーに出版します。

出版の背景

WVJは、貧困や紛争等により困難な状況にある子どもたちや人々を支援する国際NGOです。「すべての子どもに豊かないのちを」というビジョンを掲げ、貧困地域での開発援助、災害・紛争時の緊急人道支援、政府や市民社会へ働きかけるアドボカシー等の活動を、世界と日本で35年にわたり行ってきました。

ビジョンに記されている「豊かないのち」とは、生存することだけではなく、子どもが持って生まれた可能性をいかし愛されながら生きるという意味をもっています。この「豊かないのち」の実現を目指して活動を続ける一方、世界で貧困や紛争は無くならず、特に昨今のコロナ禍や政情不安等の影響により、その実現がさらに遠くなったようにも感じます。

そこで私たちは、子どもたちが直面している現実や世界を取り巻く問題をより多くの方に知っていただき、子どもたちの「豊かないのち」を実現する活動に参画していただきたいと願い、本書を作成いたしました。

本の内容

本書では、栄養不良の問題を軸に、ワールド・ビジョンが世界で出会った子どもたちの生活を紹介。飢餓、紛争、水衛生、生計向上などの分野に触れ、様々な問題が絡み合って栄養不良の問題が起きていることを解説します。さらに、WVJの活動事例や、国や団体の枠を超えた世界全体での取り組みを紹介し、問題解決の糸口を探ります。

中学生以上の読者を対象としているため、写真やイラスト、図を多用する等、読みやすくなる工夫を施しています。「世界の問題に興味はあるけど難しそうで敬遠していた」という大人の方にもぴったりの内容です。

世界全体がSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて動いている中、自分にできることを知り、考え、行動するための国際協力の入門書になっています。ぜひ、ご一読ください。

写真、イラスト、図を多用しています


目次

1章 わたしたちが出会った栄養不良の子どもたち
2章 食べられない人と食べすぎの人がいる奇妙な世界
3章 なぜ栄養不良が起こるのか?
4章 栄養問題が深刻な国でわたしたちがおこなっていること◎カンボジア
5章 危機的な状況での食料支援
6章 栄養改善には世界中の協力が不可欠
7章 わたしたちにできること
あとがきにかえて

書籍概要

書名: いのちのバトンをつなぎたい 世界の子どもの3人に1人は栄養不良
著者: 国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン
発行: 合同出版株式会社
定価: 1,760円(本体1600円+税)
刊行日: 2022年4月7日(世界保健デー)
判型: A5/ハードカバー
総ページ数: 168ページ
ISBN: 9784772614924
合同出版公式サイト: https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b603348.html外部リンク

ワールド・ビジョン・ジャパンとは

キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。
※詳細はこちら

本件に関する報道関係者からのお問合せ先

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
広報担当:市山志保 【電話】03-5334-5356 【Email】shiho_ichiyama@worldvision.or.jp