塩野義製薬×WVJ  Mother to Mother SHIONOGI Project

支援地域に暮らすマサイ族の女性たち

シオノギグループが販売する総合ビタミン剤「ポポン® 」シリーズで日本のお母さんの健康を応援しながら、その売上げと社員の寄付によりケニアの母子を支援する「Mother to Mother SHIONOGI Project」。製薬会社としての強みを活かした支援をしたいという企業の想いを、ワールド・ビジョンが支援を届けるコミュニティのお母さん、子どもたち、事業実施のパートナーである保健行政関係者につなげ、実現しています。


「Mother to Mother SHIONOGI Project」概要

  • 事業地:ケニア共和国ナロク県オスプコ郡イララマタク地域
  • 対象人口:約14,600人
  • 事業期間:2015年10月~2020年9月(5年間)
支援地域に暮らすマサイ族の親子

プロジェクトの背景

本プロジェクトの対象地であるナロク県ナロク南準県は、ケニア国内でも貧困度が非常に高い地域の一つです。また、住民の90%以上を遊牧民のマサイ族が占め、伝統的風習の影響が強く残る地域でもあります。
ナロク南準県の母子保健に関する各種指標(例.保健施設での出産率、妊婦の産前検診の受診率)はほとんどの項目でケニア全体の平均値を下回っており、この背景には、保健施設の数と提供されるサービスの量・質が不十分であること、村落保健員(各家庭に保健に関する情報を提供し、保健サービスを受けるように啓発するボランティア)と保健施設の協力体制が整っていないこと、村落保健員および保健施設スタッフの能力不足、地域住民の保健や栄養に関する絶対的な知識不足、ジェンダー不平等の問題などがあります。



プロジェクトの目的と主な活動

母子保健サービスの強化と人材育成、地域住民の啓発、政索決定者に働きかけるアドボカシー活動に取り組み、5歳未満児と妊産婦の健康状態の改善を目指します。

●母子保健サービスの強化
診療所(1カ所)および各施設(例.産科棟、臨床検査室)の建設、備品・機材の整備を行いました。またケニア保健省と共同で、診療所までの道のりが遠い家庭を対象に、毎月1回巡回診療を実施しています。母子保健サービスへのアクセスが向上したことから、診療所での出産件数、予防接種を受けた5歳未満児の人数は増加しています。

●人材育成・地域住民の啓発
コミュニティ保健を担う村落保健員に対する能力強化研修や、活動で使用する教材の支援のほか、村落保健員の経済力強化のための収入創出活動を行っています。また、地域に住む母親たちによるグループが村落保健員と一緒に家庭訪問や地域での啓発活動を担っています。

●アドボカシー
地域住民によるアドボカシー・グループが、現地政府に対して、施設に薬が十分配備され、質の高い医療サービスが実施されるよう、継続的に働きかけています。また地域住民に対しても、適切な医療サービスを受ける権利やそのための政府の役割、コミュニティの医療体制の強化についての啓発活動を行っています。
●アカデミアとの連携(2017年10月~2020年9月:3年間)
途上国における5歳未満児の死亡原因の一つに、下痢症があります。これを改善するためには治療を受けられる医療体制の充実、地域の人々への啓発、清潔で安全な水へのアクセスの改善など、本プロジェクトが実施するような包括的なアプローチが必要と考えられていますが、有効性について日本およびケニアの大学研究機関と連携して調査・分析・評価をします。科学的なエビデンスに基づいて事業の有効性を実証することで、具体的な下痢症対策を構築し、支援地の衛生環境整備、健康増進活動につなげることを目的としています。


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