3分でわかるエチオピア~エチオピアって、どんな国?~

(2020.08.29)



エチオピア支援に関わる木戸スタッフが解説します!

エチオピア連邦民主共和国(以下、エチオピア)の基礎データ

首都:アディスアベバ
言語:アムハラ語,オロモ語,英語等
民族:オロモ族,アムハラ族,ティグライ族等約80の民族
宗教:キリスト教,イスラム教他
面積:109.7万km2(日本の約3倍)
人口:約1億922万人(2018年:世銀)

2016年からエチオピア支援に関わる木戸スタッフ
2016年からエチオピア支援に関わる木戸スタッフが、わかりやすく解説します!

エチオピアって、どんな国?

アフリカの北東部に位置する内陸国。イタリア領となった1936年からの5年間を除いて植民地化されることなく、独立を保ってきました。干ばつによる農業生産の落ち込みや、エリトリアやソマリアからの難民に加え、南北スーダンの軍事衝突による避難民が大量にエチオピア国内に流入し続け、経済に打撃を与えています。そのような中でも政府は国家開発計画を策定し、近年では経済成長が続いていますが、一人当たりのGNIは790米ドルと最貧国の水準にとどまっており、慢性的に食料が不足しています。
コーヒー豆の生産地として知られているエチオピアでは、日本の茶道のように、コーヒーを入れて客をおもてなしする作法があります。英語では「コーヒーセレモニー」と呼ばれています。

ワールド・ビジョン・ジャパンでは、チャイルド・スポンサーシップにより、地図の★印のついた地域で支援活動を行っています。

リンクエチオピアでのチャイルド・スポンサーシップによる活動の詳細こちら

地図(エチオピア)
エチオピアの位置

人々はどんな問題に直面しているの?

ワールド・ビジョン・ジャパンの支援する村落部では水衛生・食糧確保(栄養)・教育の問題が顕著です。(データ:ワールド・ビジョン調査)

  • 年間を通して改善された水を利用できる世帯は約31%(エチオピアの都市部では80%)
  • 改善されたトイレを使用している世帯は約1%(都市部では16%)
  • 5歳未満児の低体重の割合は約21%、低身長の割合は約37%
  • 小学校の入学率は目覚ましく改善したものの、小学3年生の読解力の教育省基準を満たす児童は6.2%
支援前に使われていた小学校の教室
支援前に使われていた小学校の教室
小学校の水衛生クラブの子どもたち
小学校の水衛生クラブの子どもたち
支援を受けた井戸を利用する子どもたち
支援を受けた井戸を利用する子どもたち
貯蓄グループのメンバーの女性たち
貯蓄グループのメンバーの女性たち


木戸スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 開発事業第3課

木戸 梨紗(きど りさ)

長い歴史を持つエチオピアは、独自の文字や食文化がある多民族国家で、知れば知るほど奥深い国です。サハラ以南のアフリカの中では、ナイジェリアにつぎ2番目に人口が多く、アフリカ連合の本部が置かれるなど存在感がある国です。近年は政権の変化があり、またバッタによる農作物の被害に見舞われています。困難な状況を生きるエチオピアの子どもたちを応援していただければ幸いです。

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事業地の小学校の特別支援学級を訪問した木戸スタッフ
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