3分でわかるエチオピア~エチオピアって、どんな国?~
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この記事でわかること
エチオピアはアフリカ北東部の内陸国で、1936年からの5年間を除き植民地化を免れ、独立を維持してきました。政府は貧困削減や経済成長に取り組んでいますが、一人当たりのGNIは依然として最貧国レベルです。近年、新型コロナ、北部紛争、干ばつ、物価上昇などで生活困窮者が増加し、2023年12月には債務不履行に陥りました。ワールド・ビジョン・ジャパンは、チャイルド・スポンサーシップを通じて支援活動を展開しています。
エチオピア支援に関わる木戸スタッフが解説します!

エチオピア連邦民主共和国(以下、エチオピア)の基礎データ
| 首都 | アディスアベバ |
| 言語 | アムハラ語,オロモ語,英語等 |
| 民族 | オロモ人,アムハラ人,ティグライ人,ソマリ人等約80の民族 |
| 宗教 | キリスト教,イスラム教他 |
| 面積 | 109.7万km2(日本の約3倍) |
| 人口 | 約1億1,787万人(2021年:世銀) |
エチオピアって、どんな国?
アフリカの北東部に位置する内陸国。イタリア領となった1936年からの5年間を除いて植民地化されることなく、独立を保ってきました。政府は国家開発計画を策定し、貧困削減、経済成長や基礎的サービスの拡大など様々な開発課題に取り組んでいますが、一人当たりのGNIは最貧国の水準にとどまっています。また近年は新型コロナ感染症、北部紛争、干ばつ、物価上昇などの影響を受けて、生活困窮者が増えています。2023年12月には債務不履行となり、今後もこの影響は継続すると見られています。
コーヒー豆の生産地として知られているエチオピアでは、日本の茶道のように、コーヒーを淹れて客をおもてなしする作法があります。英語では「コーヒーセレモニー」と呼ばれています。
人々はどんな問題に直面しているの?

ワールド・ビジョン・ジャパンの支援する村落部では水衛生・食糧確保(栄養)・教育の問題が顕著です。(データ:ワールド・ビジョン調査 2021年時点)
- 安全な飲料水を得られない世帯 77.5%
- 子どもの下痢発症率 67%
- 5-14歳の子どものうち、労働に従事する割合 87%
- 出生登録のない5歳未満の子どもの割合 72%
- 20-24歳の女性のうち、幼くして(18歳以下)で結婚した割合 78%
木戸スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業第1部 人道・開発事業第2課(水衛生、保健・栄養)
木戸 梨紗(きど りさ)
長い歴史を持つエチオピアは、独自の文字や食文化がある多民族国家で、知れば知るほど奥深い国です。サハラ以南のアフリカの中では、ナイジェリアにつぎ2番目に人口が多く、アフリカ連合の本部が置かれるなど存在感がある国です。近年は国内での武力衝突があり、また干ばつによる農作物の被害に見舞われています。困難な状況を生きるエチオピアの子どもたちを応援していただければ幸いです。
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