3分でわかるコンゴ民主共和国 ~コンゴ民主共和国って、どんな国?~

(2020.08.28)



コンゴ民主共和国支援に関わる望月スタッフが解説します!

コンゴ民主共和国の基礎データ

首都:キンシャサ
言語:フランス語(公用語)、キスワヒリ語、リンガラ語、チルバ語、キコンゴ語等
民族:部族の数は200以上,大部分がバントゥー系
宗教:キリスト教(80%)、イスラム教(10%)、その他伝統宗教(10%)
面積:234.5万km2
人口:8,407万人(2018年,世銀)

2018年からコンゴ民主共和国支援に関わる望月スタッフ
2018年からコンゴ民主共和国支援に関わる望月スタッフが、わかりやすく解説します

コンゴ民主共和国って、どんな国?

1997年以前の旧国名はザイール。アフリカ大陸の中央に位置し、ウガンダ、タンザニア、ザンビアなど9カ国と国境を接し、西部は大西洋に接する広大な国です。首都はキンシャサ。旧ベルギーの植民地であったことから、現在でも公用語はフランス語。コバルト、金、ダイヤモンドなど豊富な地下資源を有していますが、長年の内戦や近隣国との紛争で国土は荒廃し、経済も危機的状態にあります。

ワールド・ビジョン・ジャパンでは、チャイルド・スポンサーシップにより、地図の★印のついた地域で支援活動を行っています。

リンクコンゴ民主共和国でのチャイルド・スポンサーシップによる活動の詳細こちら

地図(コンゴ)
コンゴ民主共和国の位置

人々はどんな問題に直面しているの?

  • 約2/3の世帯は飲用に適した水を入手することに困難を抱えています。またトイレや手洗いといった衛生面の整備も遅れています。自宅に手洗いがある世帯はわずか17%です。(2018年データ)
  • 主に雨に頼った農業がおこなわれており、十分な農産物を収穫することができません。十分な食事を得られていない人が全体の32%もいます。(2019年データ)
  • 事業地近郊には鉱山が多く在ります。一部の鉱山会社で違法な児童労働が行われており、就学の機会を奪われたりしています。初等教育の就学率は75%、中等教育は32%に留まっています。

データ:ワールド・ビジョン調査

ワールド・ビジョンが建設したコミュニティ内の給水所で水をくむ女性
ワールド・ビジョンが建設したコミュニティ内の給水所で水をくむ女性と子どもたち
屋根も扉もないトイレ。手洗い場も設置されていません
屋根も扉もないトイレ。手洗い場も設置されていない
乾燥している土地に水を撒いてトマトを栽培し、乾期にも収入を得られるように取り組んでいます
乾燥している土地に水を撒いてトマトを栽培し、乾期にも収入を得られるように取り組んでいます
小学校低学年では定員以上の子どもたちが狭い教室で学んでいます
小学校低学年では定員以上の子どもたちが狭い教室で学んでいます


望月スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 開発事業第3課

望月 亮一郎(もちづき りょういちろう)

アフリカの中でも特に経済的に貧しく、またコレラやエボラ出血熱などの感染症や紛争もあり、人々は非常に厳しい生活環境に置かれています。
しかし、子どもたちは狭い教室でも一生懸命学び、保護者は農業の生産量を増やしたり、養鶏や養蜂など新たな収入の道を探したり、手作りの手洗い場を作ったり、生活を良くしていくために毎日を必死に生活しています。こうした人々の努力をこれからもサポートしていきます。

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チャイルド・スポンサーシップを通して地域を応援する
リンクコンゴ民主共和国:支援地域に暮らす子どもたちの写真と動画
小学校の生徒会が、未就学の問題を保護者に訴える活動を行っています
小学校の生徒会が、未就学の問題を保護者に訴える活動を行っています

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