過去に実施したマイルストーン・プロジェクト

イラク共和国タル・アファル市 学校修復支援事業

修復後の教室で、笑顔あふれる子どもたち

プロジェクトの背景

イラク北部に位置するニナワ県の中でもシリアとの国境に近いタル・アファル市は、2014年6月からの約3年間、武装勢力によって占拠されていました。2017年8月のイラク軍による奪還作戦の際には、空爆を含む激しい戦闘が行われ、市内の32%の住宅が損壊し、教育施設を含む多くのインフラが破壊されました。また、この数年間で同市からは大勢の市民が周辺地域に避難しましたが、紛争によって破壊された教育施設、病院、給水設備や電力などのインフラの復旧が進んでいないことが、避難した人々の帰還を妨げていました。



プロジェクトの主な活動

募集を開始したところ、想定を大幅に上回る3,200万円(一口100万円×32口)の支援が寄せられました。そのため、当初計画していた女子中学校(1校)だけでなく、小学校(1校)でも校舎修復、学校備品・学用品の整備を実施することができました。

  • 実施期間:2019年5月1日~10月31日(6カ月間)
  • 支援金額:3,200万円(一口100万円×32口)

銃弾の跡が生々しく残っていた壁(左)は、表面タイルを取り換え、紛争前の姿を取り戻しました(女子中学校)

危険なガラスやコンクリートの破片をすべて撤去し、子どもたちの笑顔があふれる教室となりました(小学校)

支援地域からの声

修復後の教室で、勉強するエスナちゃん
エスナちゃん(仮名。小学校6年生)が2年生の時、武装勢力がタル・アファル市を占領し始め、エスナちゃん一家は祖母の小さな家に避難しました。3年後タル・アファル市に戻り、ボロボロになった母校を見たエスナちゃんはその場で泣き始め、一緒にいたお父さんに「私の学校を誰が直してくれるの?」と言ったそうです。しかし、本プロジェクトによる修復支援が決まったことを知ると、「奇跡が起きた!」と喜んだそうです。

「私たちの学校は生まれかわりました。みんなとても喜んでいます。私たちの学校を直してくださった日本のみなさん、ありがとうございました。私はこの学校で、いっしょうけんめい勉強したいです。そして将来はお医者さんになって、みなさんが私たちを助けてくれたように、困った人を助けてあげられる人になりたいです



マイルストーン・プロジェクトについてのお問合せ

お問合せは、以下の電話番号、またはお問合せフォームからお願いします。

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 法人・特別ドナー課
TEL:03-5334-5355(平日9:30~17:00) FAX:03-5334-5359