地球あちこち~エチオピアを知る旅 ツアー報告

2009.04.09

2009年3月20日から29日まで、14名のチャイルド・スポンサーがエチオピアのデラ地域開発プログラム(以下、デラADP)とゴンダール・ズリア地域開発プログラム(以下、ゴンダール・ズリアADP)を訪問しました。

エチオピアは3000年の歴史を持つ、アフリカでも最も古い独立国であると同時に、世界で最も貧しい国のひとつでもあります。
主要産業は農業で、国土の9.9%が耕作可能ですが、実際に農地として耕作されている面積は0.65%にすぎません。また、伝統的な農法・灌がいによって森林伐採、過度の放牧、砂漠化、水不足などの環境問題が大きくなってきています。
HIV/エイズの影響も深刻で、平均寿命は47.5歳(男性)/49.3歳(女性)、5歳未満児の死亡率も16.4%(男)/14.9%(女)と、非常に高い数字になっています。
          

参加者の声

北海道在住 山下 和江さん

私がスポンサーになったキッカケは、小学生の時にテレビでアフリカ難民を見たことにさかのぼります。いつかアフリカに行き、自分の目で見て確かめたいと思っていました。エチオピアを訪問し、現地での活動が希望・未来につながっていると実感できました。

山形県在住 佐藤 祐さん

今回、初めてツアーに参加しました。多くの気づきを与えてもらった機会となりました。
日本では、当たり前となっている学校で勉強するということが、いかに重要で大切なことか思い出させてくれたり、豊かな環境に暮らす自分たちが今後どのような責任を持ち、支援していくべきか考えさせられました。

岐阜県在住 若尾 守康さん

言葉としてのコミュニケーションは難しかったけれど、彼からしがみつかれた時につながった感じがしました。子ども達のとても良い笑顔をたくさん見させて頂きました。子ども達の笑顔がどんんどん広がりますように。そしていつか、その笑顔が日本に戻ってくるんだろうなと思います。
そんなことを思うととても幸せな気分になります。皆様に感謝いたします。ありがとうございました。


バハルダールからデラADP事務所への道中に出会った親子
バハルダールからデラADP事務所への道中に出会った親子
水槽までパイプで運ばれます!この工事も地域の人々の力で行われています
安全な水を確保するためのプロジェクトが始まっていました。ジェネレーターで汲み上げられた地下水は約2km先の貯水槽までパイプで運ばれます!この工事も地域の人々の力で行われています
支援によって建てられた保健センター。常勤スタッフは2人います
支援によって建てられた保健センター。常勤スタッフは2人います
この貯水槽からさらに数キロ先のコミュニティまでパイプを伸ばす計画。完成すれば6万人が恩恵を受けられる予定です
この貯水槽からさらに数キロ先のコミュニティまでパイプを伸ばす計画。完成すれば6万人が恩恵を受けられる予定です
チャイルドとの感激の対面
チャイルドとの感激の対面
「幸せなら手をたたこう」をみんなで一緒に
「幸せなら手をたたこう」をみんなで一緒に
学校訪問。教室にて生徒たちに将来の夢を聞いたら「HIV/エイズを治療できる医者になりたい」「科学者になりたい」と素敵な夢を語ってくれました
学校訪問。教室にて生徒たちに将来の夢を聞いたら「HIV/エイズを治療できる医者になりたい」「科学者になりたい」と素敵な夢を語ってくれました。生徒たちに囲まれました
あっという間に過ぎた10日間のツアー感動と学びの日々でした。いつまでも子どもたちの輝く笑顔が溢れる国でありますように!
あっという間に過ぎた10日間のツアー感動と学びの日々でした。いつまでも子どもたちの輝く笑顔が溢れる国でありますように!