【台風19号 第5報】栃木市で子どもの心のケアに関する研修を実施

(2019.12.02)


学童保育支援員の方々、112人を対象に

ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、2019年11月29日(金)、栃木県DPAT(災害派遣精神医療チーム)との協働により、栃木市の学童保育支援員を対象に、子どもの心のケアに関する研修を実施しました。

栃木市では台風19号により広範囲が浸水し、復旧に向けた取り組みが進められています。学童保育施設も直接的・間接的に影響を受けたことから、栃木市子育て支援課から要請を受け、子どもたちと日常的に関わる支援員の方々に対し、災害時の子どもの心のケアについてお伝えする機会を持つこととなりました。

研修には、栃木市内の41箇所の学童保育施設から112人の支援員の方々が参加し、災害時のメンタルヘルスケア、子どものための心理的応急処置(PFA)、ストレスを抱えた子どもとのコミュニケーションなどについて、過去の災害支援の事例やロールプレイも交え、実践的に学んでいただきました。

高橋スタッフ
災害時の子どもの心のケアについて話す高橋スタッフ

参加者からは、「今回の台風や、今までの災害の時の子ども達への対応についてもっときちんと知りたいと思っていたのでこのような機会があって良かった」「よい言葉がけは心の支えになると思うので、学童保育にも取り入れていきたい」などの感想が寄せられました。

WVJでは、現在、栃木県DPATとの協働により、栃木県内の台風19号の影響による子ども支援ニーズに対応するため、子どもの心のケアに関する研修や教育再開のための物資支援を行っています。

引き続き、時間の経過とともに変化するニーズを見極めながら、子どもたちの日常の回復をサポートする支援を提供していきます。

研修の様子
研修の様子

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