ネパール大地震:子どもたちにも支援が届き始めています

(2015.05.03)

「これ、持ってなかったの。今夜からこれを使うわ」

と微笑むのは、毛布を受け取ったシータちゃんです。シータちゃんの家は地震で全壊し、今もテント生活を余儀なくされています。今日からは、冷え込む夜も少しだけ楽になります。


25日に大地震に見舞われたネパールでは、被害の実態が明らかになるにつれ、被災者の数も増え続けています。800万人とも言われる被災者のうち、約94万人の子どもが支援を必要としています

カトマンズ空港の混雑により海外からの支援物資の到着が遅れていますが、ワールド・ビジョンはネパール国内に備蓄していた物資を計画的に配布しています。これまでに、仮設テント約1,600張と毛布600枚以上を被災者に届けました。

毛布を受け取ったシータちゃん
毛布を受け取ったシータちゃん

チャイルド・フレンドリー・スペースを開設!

また、大震災の恐怖や将来への不安を抱く子どもたちの精神的負担をやわらげるため、子どもたちが安全かつ自由に遊べる場所(チャイルド・フレンドリー・スペース、CFS)を、首都カトマンズに1カ所設置。今後も、被害の大きな都市を中心に計6カ所設置する計画です。

ワールド・ビジョンは、ネパール政府や国連と連携して空港の混雑解消に取り組むとともに、引き続き現地での支援活動を進めます。



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CFSで楽しそうに遊ぶ子どもたち
CFSで楽しそうに遊ぶ子どもたち