【アフガニスタン】保健・栄養および食糧の支援を、約13万人に届けました

(2021.10.22)


9月5日、ワールド・ビジョンはアフガニスタンでの活動を再開し、10月13日までに131,661人の子どもたちや人々に支援を届けました。

主な活動分野の一つである保健・栄養分野では、ゴール州、ヘラート州、ファリヤブ州で、移動式の医療・栄養チームを組織し、命を救う活動を行っています。この活動は一次医療を提供することに焦点を当てており、コミュニティの人々が病気になった際に真っ先に駆け込む場所になっています。また、子どもや妊産婦の栄養状態のモニタリングも行っており、これまでに診た子どもたちのうち約50%が栄養不良でした。さらに食糧支援の分野では、ゴール州やバギス州等ですでに10万人以上に食糧が届けられ、急速に近づく冬に備えて急ピッチでさらなる支援活動を進めています。

数十年にわたる紛争、気候変動、干ばつ、食糧不安、新型コロナウイルス感染症等々、様々な要因が絡み合って引き起こされたアフガニスタンの危機にあって、子どもたちは今、切実に助けを必要としています。アフガニスタンの子どもたちは世界で最も弱い立場にあり、5歳未満の子どもの半数以上がすぐに支援を受けられなければ深刻な栄養不良に直面します。ユニセフは、1,400万人のアフガニスタンの人々が深刻な食糧不安に直面しており、年末までに320万人の5歳未満の子どもたちが急性栄養不良に陥るとの推定を伝えています。子どもたちとその家族は、病気や死のリスクを回避するため、安全な水や適切な衛生設備、緊急医療サービスへのアクセス、そして緊急食糧支援を必要としています。

ワールド・ビジョンは、アフガニスタンで20年間活動しています。300人以上の経験豊富な専門スタッフが人道支援や開発援助に従事し、これまでに600万人に支援を届けてきました。ワールド・ビジョンは中立的かつ独立的な立場で、宗教、信条、肌の色、民族等にかかわらず、必要な人々に支援を届けます。地域の宗教リーダーや自治体、そして援助機関とのパートナーシップのもと、今後もさらなる支援活動を続けます。


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