3分でわかるベトナム ~ベトナムって、どんな国?~

(2020.09.01)



ベトナム支援に関わる崎川スタッフが解説します!

ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)の基礎データ

首都:ハノイ
言語:ベトナム語
民族:キン族(越人)約86%,他に53の少数民族
宗教:仏教、カトリック、カオダイ教他
面積:32万9,241km2
人口:約9,467万人(2018年,越統計総局)

ベトナム駐在:崎川勝志スタッフ
2020年2月からベトナムに駐在する崎川スタッフが、わかりやすく解説します

ベトナムって、どんな国?

インドシナ半島に位置し、中国、ラオス、カンボジアと国境を接し、東は南シナ海に面しています。19世紀に統一王朝が生まれるまでは北部・中部・南部で違う歴史、文化を持っていました。1887年にフランスの植民地となり、20世紀に2つのインドシナ戦争を経験し、勝利をおさめ1976年に独立国家として歩み始めました。1986年に採択されたドイモイ政策のもとで市場経済化が進められ、2000年~2010年の平均経済成長率は7.26%と高成長を達成。2010年には(低位)中所得国となりました。一方で、貧富の差の拡大や環境破壊などの課題も出てきています。

ワールド・ビジョン・ジャパンでは、チャイルド・スポンサーシップにより、地図の★印のついた地域で支援活動を行っています。

リンクベトナムでのチャイルド・スポンサーシップによる活動の詳細こちら

地図(ベトナム)
ベトナムの位置

人々はどんな問題に直面しているの?

  • 都市部では経済成長が続く中で、発展から取り残された貧困層、未成年への虐待、HIV/エイズ感染、麻薬、などの社会問題が顕在化しています。
  • 山間部では、貧困問題に起因する栄養失調や人身取引、児童婚、などの伝統的な問題が未だ根強く残っています。
  • 経済発展に重点が置かれ、弱者を救済するセーフティネットや社会福祉体制はまだ十分に整備されていません。

お粥を頬張る子ども
お粥を頬張る子ども
人身取引予防事業の支援対象となった地域の女の子
人身取引予防事業の支援対象となった地域の女の子たち
子どもの身長測定
子どもの身長測定
正しい手洗いの指導を行っています
正しい手洗いの指導を行っています


崎川スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 開発事業第1課

崎川 勝志(さきがわ まさし)

ハノイやホーチミンなどの都市部にいると、あと20年~30年経てばベトナムは先進国並みに発展するのではないかという錯覚に陥りがちです。しかし、ワールド・ビジョン・ジャパンが支援する事業地のような山間部では、電気や水の供給は十分でなく、ATMのようなものもありません。そのような環境の中でも明るく、素朴に生きている現地の人たちを支援する一方で、私たちも活力をいただいています。

リンクチャイルド・スポンサーシップを通して地域を応援する
リンク政府・国連等との連携事業
リンクベトナム:支援地域に暮らす子どもたちの写真と動画
村での活動計画策定会議に参加する崎川スタッフ(右端)
村での活動計画策定会議に参加する崎川スタッフ(右端)

ベトナムに関するニュースとブログ

世界の子どもたちについて、もっと知りたい皆さまには資料をお送りします。
ご登録のメールアドレスにメールマガジンをお届けすることもできます。