一緒に知ろう!世界で生きる子どもたちのこと

(2016.6.12)

一緒に知ろう!世界で生きる子どもたちのこと

グローバル化が進む今日、私たちの生活は世界と密接に関係し、この流れはさらに加速していくと予想されます。「次世代を生きる日本の子どもたちに、世界の現状を知り、自分にできることを見つけてチャレンジしてほしい」。ワールド・ビジョン・ジャパンは、このような願いのもと、子どもたちや学生を対象に「グローバル教育」を実施しています。ここでは、その活動の一部をご紹介します。

「きっかけ」を創るグローバル教育

グローバル教育では、スタッフが教育機関を訪問し授業や講演を行う講師派遣や、事務所訪問の受け入れ、小学生向けサマースクール等を開催しています。

「先生や保護者の方々からは"学校や家庭では話題になりにくいけど、考えなければいけない大切なことを教えてくれた"と言っていただくこともあります」と語るのは、グローバル教育を担当する松本謡子スタッフ。

「同じ世界に住む同世代の子どもの現状を伝えることで、日本の子どもたちが"自分の暮らしは当たり前ではない"と気づき、世界のことを考えるきっかけになれば」と語ります。

2015年度は、4389人の子どもたちや若者が、グローバル教育のプログラムに参加しました
2015年度は、4389人の子どもたちや若者が、グローバル教育のプログラムに参加しました

学びがアクションにつながるように

愛知県の小学校で教える髙宮先生は、2015年8月、ワールド・ビジョン・ジャパンのインドの支援地訪問ツアーに参加され、帰国後に講師派遣を依頼されました。「インドでの経験を少しでも子どもたちに共有できたらと思いました。子どもたちは水汲み体験に興味津々で、改めて自分の生活が恵まれていると実感したようでした」

小学校を訪問した松本スタッフは、「子どもたちが実感を持って途上国への理解を深められるよう、クイズやゲームを取り入れる等工夫しています。学んだことを次のアクションにつなげられるよう、いつも試行錯誤しています」と語ります。

髙宮先生。インドの支援地域にて
髙宮先生。インドの支援地域にて

新しい取り組み ユースプログラム

今年は、中高生を対象とした「ユースプログラム」を新たに開始しました。これは6回シリーズで、「貧困」「教育」「紛争・難民」等のテーマについて、ゲームやボランティアワークを体験しながら理解を深めるプログラムです。全プログラムが終了する時、学生たちが、国際協力の問題を「学ぶ側」から「伝える側」へ成長することを目指しています。

初回となった3月には「貧困」をテーマにしたプログラムを開催。15名の中高生が参加し、学びを深めました。6回シリーズの途中からでも、1回だけでも参加できます。ユースプログラムにぜひご参加ください。

「問題を知るだけでなく、(中略)初めての体験ができました」「他校の人との交流もできて楽しかった」等の声が寄せられました
「問題を知るだけでなく、(中略)初めての体験ができました」「他校の人との交流もできて楽しかった」等の声が寄せられました

ユースプログラム 参加者大募集!

ワークショップとボランティアワークに参加して世界に目を向けてみませんか?学校や学年を越えて交流し、友達の輪も広がります!

第1回:3月「貧困」
第2回:5月「教育」
第3回:7月「人身取引(人身売買)」
第4回:7・8月「保健・栄養」、サマースクールでのボランティア
第5回:9月「平和(紛争・難民)」
第6回:10月「水衛生」、グローバルフェスタでのボランティア
※1回のみでもご参加いただけます。すべて参加費無料

対象:中学生、高校生
会場:ワールド・ビジョン・ジャパン事務所
詳細・お申込みは、こちら

ユースプログラム
第1回目のプログラムに参加した中高生

関連記事

ページトップアイコン 一緒に知ろう!世界で生きる子どもたちのこと トップに戻る