国会議員に向けて、アドボカシーに関する意識調査を行いました

2013.07.18

ワールド・ビジョン・ジャパン(以下WVJ)では、この度初めて、国会議員に対してアドボカシーに関する意識調査を実施しました。
回答率自体は高くはありませんでしたが(国会議員約700名のうち5%弱の回答率)、以下のような興味深い結果が出ています。


WVJのアドボカシーに関する認知度

アドボカシーという言葉はまだ一般的な認知が低い中、WVJが行っているアドボカシーについて、回答いただいた国会議員のうち8割の方が「WVJのアドボカシーを知っている」、または、「WVJのアドボカシーの内容まで知っている」と回答しました。

MDG4に対する認識

ミレニアム開発目標(MDGs)のうち、MDG4(注)について、日本政府がどのような対応をすべきかという問いに対しては、32人の回答者のうち実に26人の国会議員が、「日本政府は追加的な支援を行うべきである」と回答しました。
また、このような問題意識が背景にあると考えられますが、ポスト2015開発アジェンダで定められるべき目標としては、教育、貧困、水・衛生に次いで、乳幼児の健康との回答が多くの方から指摘されています。


ODAに対する認識

ODA政策において、日本政府が力を入れるべき分野としては、教育、水・衛生、保健、農林水産との回答順位となっており、現行のODAでの拠出順位(運輸・貯蔵、水・衛生、エネルギー、鉱・工業産業)とは異なる結果が出ています。


(注)MDG4:「乳幼児死亡率を1990年比で1/3に削減する」との目標。現在の進捗スピードでは達成期限である2015年までの目標達成が難しいと言われている。

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