【報告】「高校生による国会議員のための世界一大きな授業2017」

   (2017.05.23)  

ワールド・ビジョン・ジャパンは、「高校生による国会議員のための世界一大きな授業2017」を、他の実施メンバーとともに主催しました。

「高校生による国会議員のための世界一大きな授業」とは?



2017年5月17日(水)17~18時、衆議院第2議員会館にて「高校生による国会議員のための世界一大きな授業2017」を主催しました。

本授業は、高校生が「先生」となり、「生徒」である国会議員に世界の教育状況について授業と政策提言を行う、ユニークな授業です。「世界一大きな授業」キャンペーン外部リンクの一環として2010年に始まりました。

「世界一大きな授業」キャンペーンは、世界の教育状況の改善のために、世界中の人々が同時期に世界の教育の現状を学び、その参加者の声を各国政府へ届け、教育政策へ反映されるよう働きかける世界規模のキャンペーンです。

「持続可能な開発目標(SDGs)」「ゴール4=教育目標:すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」を達成することを目指しています。



議員会館内の会場には、高校生と国会議員に加え、キャンペーン参加校の先生や後援機関の方々など、多く参加者が集まりました

日本では、ワールド・ビジョン・ジャパンが副代表を務める教育協力NGOネットワーク(JNNE)が毎年主催しています。

「高校生による国会議員のための世界一大きな授業2017」では、8名の高校生先生による授業に総計18名の国会議員生徒が出席しました。
また、今年のキャンペーン参加校の先生や生徒、後援機関の方々など、約70名のオブザーバーが参加しました。

※当日の授業の様子は、YouTubeで動画配信され、視聴者の方からのコメントも会場で紹介されました。

SDGsゴール4を達成するために:3つの授業テーマと2つの政策提言


授業は、以下の3つのテーマで行いました。

1.「すべての子ども達が学ぶ環境を作るために」
世界には教育を受けられない子どもがいるという事実と、その理由を学びました。
「一人でも多くの子どもが学校に通い教育を受けられるようになるために、日本は何ができるか?」を考えていただきました。

2.「誰ひとり取り残さない教育」
女性と障害者の教育を受ける権利の尊重が特に重要であることを、その理由も含めて体験を通じて学んでいただきました。

3.「模擬授業(人材育成)」
途上国では、不十分な学習設備・備品や知識不足の教師が課題となっていること、特に質の高い教育の実現のためには質の高い教師の育成が求められることを学んでいただきました。

高校生先生の授業に、国会議員の生徒一人ひとりが熱心に聞き入っていました
ワークショップを体験した国会議員の皆さんと、感想や意見を交換しながら、授業は進められました
国会議員の生徒同士で、「模擬授業ワークショップ」の課題に取り組んでいます

授業の後、高校生先生が国会議員生徒に向けて、以下2つの政策提言を行いました。

① 初等教育支援の強化・・・より公平な教育を途上国の子どもたちに受けてもらえるようにする。また、女性や障害者の教育を受ける権利が尊重されるようにする。


② 教師支援の強化・・・正しい知識を持った教師を育成することで、教育の質を向上させる。

高校生から国会議員の皆さんへ、「宿題」として政策提言が出されました

授業での学びを実際の活動へ:日本の開発援助政策への反映


高校生先生からの力強い授業と政策提言に対し、国会議員生徒の皆さんは熱心に耳を傾け、積極的に授業に取り組んでくださいました。

授業を終えた国会議員の皆さんからは、世界の教育問題に対する日本の活動に関して、政府開発援助(Official Development Assistance: ODA)の予算内容の見直しの必要性や教育分野における貢献可能性についてなど、より積極的な活動へ向けての声が上がりました。

そして何よりも、高校生が世界の教育問題に目を向け、問題を解決するために今回のような行動を起こしている姿が、参加した国会議員の多くに刺激を与えたようです。


授業を担当した高校生先生と、出席した国会議員生徒の皆さんです

お知らせ:「世界一大きな授業」の参加申込を受付中です


ワールド・ビジョン・ジャパンでは、4月28日(金)聖望学園中学校の皆さん156名、5月19日(金)玉川聖学院高等部の皆さん54名を対象に「世界一大きな授業」を実施しました。

学校に行けない子どもたちの現状に目を向け、字が読めない体験やマララさんのスピーチを通して教育の大切さに理解を深めました。


「世界一大きな授業」は、5月31日まで参加申込外部リンクを受け付けています。
 ※受付は終了しました。(2018年6月追記)


文字が読めないことをグループごとに疑似体験しました
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