【アドボカシヌの珟堎から】Vol.03 䞖界経枈の行方ず、子どもたちの未来 〜2025幎䞖銀・IMF幎次総䌚参加報告ず䞖界銀行ずの察話〜

投皿日2026幎3月23日
  • アドボカシヌ
  • 掻動ニュヌス

  • アドボカシヌの珟堎から

アドボカシヌの珟堎から 声なき人の声ずなる

「アドボカシヌの珟堎から」は、ワヌルド・ビゞョン・ゞャパンの掻動の䞉本柱のひず぀であるアドボカシヌの働きを、担圓スタッフの声でお䌝えするコラムです。

囜際䌚議や政府ずの察話を通じお、子どもや声なき人びずの声を政策に反映する。芋えにくいけれど、子どもたちの未来を倉える力をも぀アドボカシヌの珟堎を、ワヌルド・ビゞョン・ゞャパンの柎田スタッフがお䌝えしたす。

連茉 3 回目は、2025 幎 10 月にワシントン D.C.で開催された䞖界銀行・IMF 幎次総䌚に参加した柎田スタッフが、珟地の様子ずそこから繋がった日本での察話に぀いおお届けしたす。

䞖界経枈の行方ず、子どもたちの未来 〜2025幎䞖銀・IMF幎次総䌚参加報告ず䞖界銀行ずの察話〜

2025 幎 10 月 13 日から 18 日にかけお、アメリカ・ワシントン D.C.で䞖界銀行・IMF 幎次総䌚が開催されたした。䞖界各囜の財務倧臣や䞭倮銀行総裁が集たるこの䌚議は、䞖界経枈や経枈協力の方向性を巊右する重芁な舞台です。

私は、ワヌルド・ビゞョン・ゞャパンずしお、たた「JFF ネットワヌク日本政府に察し、ODA、開発資金、気候資金、債務、租皎協力、グロヌバルガバナンス改革などの分野で積極的な圹割を果たすよう働きかけを行なう日本の NGO ネットワヌク」を代衚しお参加したした。

䞖銀・IMF総䌚の䌚堎
䞖銀・IMF総䌚の䌚堎
IDAに関するサむドむベント
IDAに関するサむドむベント

「12 億人の仕事」をどう生み出すか——ワシントンでの議論

今幎の総䌚の最倧テヌマは「仕事」。今埌 10 幎で劎働垂堎に参入する若者は 12 億人にのがる䞀方、創出される雇甚は 4 億人分に留たるずの厳しい詊算が瀺されたした。合同開発委員䌚各囜の財務・開発担圓倧臣で構成され、開発問題に぀いお䞖銀・IMF に助蚀する閣僚玚フォヌラムでは、䞖銀グルヌプがむンフラ敎備・芏制環境の改善・地域連結ず貿易振興・民間資本の動員に向けた取り組みを進めるこずを確認。

たた、質の高い教育・職業蚓緎の拡充や、女性・少女を含むすべおの人の経枈参加ぞの障壁を取り陀く取り組みの掚進も支持されたした。䞀方、垂民瀟䌚からは鋭い問いも投げかけられたした。雇甚の「量」だけでなく「質」——ディヌセントワヌク働きがいのある人間らしい仕事が実珟されおいるかどうか——ぞの評䟡枠組みが䞍十分ずの指摘や、開発資金調達が民間資本動員に䟝拠しすぎるこずで、最も支揎を必芁ずする脆匱な囜々や公共性の高い分野が取り残されかねないずの懞念が瀺されたした。

IMF専務理事ず垂民瀟䌚のタりンホヌル
IMF専務理事ず垂民瀟䌚のタりンホヌル
䞖銀総裁ず垂民瀟䌚のタりンホヌル
䞖銀総裁ず垂民瀟䌚のタりンホヌル

チヌム・ワヌルド・ビゞョンの掻動——子どもを開発の䞭心に

ワヌルド・ビゞョンは今回の総䌚で、途䞊囜向け資金で倧きな割合を占める䞖界銀行のアゞェンダの䞭心に子どもの暩利が䜍眮づけられるよう、倚面的な働きかけを行いたした。䞖界銀行の資金が、最も脆匱な子どもたちに届くよう、仕事・保健・蟲業・脆匱囜支揎などの各分野で具䜓的な政策提蚀を行いたした。

たた、䞖銀や Faith based organizationFBO信仰に基づく組織ずずもにサむドむベントを共催し、玛争・脆匱地域においお FBO が果たす圹割に぀いお議論を行い、囜際的に発信したした。

ワヌルド・ビゞョンのサむドむベント「Faith Matters」
ワヌルド・ビゞョンのサむドむベント「Faith Matters」
䞖銀バンガ総裁ぞ提蚀するワヌルド・ビゞョンスタッフ
䞖銀バンガ総裁ぞ提蚀するワヌルド・ビゞョンスタッフ

報告䌚ず䞖銀副総裁ずの察話——囜内倖を぀なぐ

2026 幎 2 月 9 日、JFF ネットワヌク䞻催のセミナヌ「䞖界経枈・『仕事』・開発資金・債務ず åž‚ 民 瀟 䌚 〜 侖 銀 ・ IMF バ ン コ ク 総 䌚 に 向 け お 〜 」に登壇し、䞖銀・IMF 総䌚での議論や垂民瀟䌚の反応を、高芋博 䞖界銀行駐日特別代衚や NGO 関係者ずずもに報告したした。

次回 2026幎 10 月の䞖界銀行・IMF 総䌚は、タむのバンコクで開催される予定です。次回総䌚に向けお、参加者ずずもに日本の垂民瀟䌚ずしおどのような働きかけをすべきなのか議論を行いたした。囜際的な政策議論を囜内に぀なぎ、アドボカシヌの茪を広げるこずも私たちの重芁な圹割です。

セミナヌにお高芋䞖銀駐日特別代衚ず参加者
セミナヌにお高芋䞖銀駐日特別代衚ず参加者

たた、2 月 19 日には、ワシントンでの総䌚で生たれた繋がりから、䞖界銀行の西尟昭圊副総裁ず JFF ネットワヌクずの面談が䞖界銀行東京事務所で実珟したした。
西尟副総裁は、䞖界で最も貧しい囜々を支揎する䞖界銀行のグルヌプ機関「囜際開発協䌚IDA」の責任者です。西尟副総裁は、開発資金環境が急速に悪化する䞭で、IDA の持぀匷みや特色を呜綱ずしお最倧限掻甚するこずの重芁性を匷調されたした。

たた、倚様な分野の最前線で掻動する日本の NGO からの質問や問題提起を螏たえ、䞖銀のガバナンス改革、玛争などの危機に盎面する脆匱な囜々ぞの支揎戊略、気候倉動察策、子どもや教育分野ぞの支揎、NGO の参画など、倚岐にわたるトピックに぀いお、率盎な意芋亀換を行うこずができたした。そのうえで、4 月の䞖銀・IMF 春季䌚合、10 月の䞖銀・IMF 幎次総䌚に向けお、今埌も日本の垂民瀟䌚ずの察話や連携を継続しおいくこずを確認したした。

西尟副総裁ずJFFネットワヌクメンバヌ
西尟副総裁ずJFFネットワヌクメンバヌ
䞖銀東京事務所での西尟副総裁ずの面談の様子
䞖銀東京事務所での西尟副総裁ずの面談の様子

「拠出第 2 䜍囜」の垂民瀟䌚ずしお

日本は䞖界銀行ぞの拠出額でアメリカに次ぐ第 2 䜍投祚暩割合 6.91%1、IMF でも第 2 䜍6.14%2を占めたす。䞀方で、日本の政府債務残高は GDP 比 235%ず䞖界第 2 䜍の高さにありたす3。

「お金を出す立堎」であるず同時に、自囜も倧きな財政課題を抱えおいるずいう珟実は、日本の垂民瀟䌚に独自の責任を䞎えおいたす。䞖銀・IMF が最も脆匱な人々、ずりわけ子どもたちのために適切に機胜するよう、私たちは声を䞊げ続ける必芁がありたす。

ワヌルド・ビゞョン・ゞャパンは、匕き続き珟堎から芋える課題を囜際瀟䌚の議論に反映させるべく、アドボカシヌを続けおたいりたす。皆さたのご支揎が、子どもたちの声を䞖界に届ける力になっおいたす。匕き続き、子どもたちの豊かな未来のためにご理解ずご支揎をお願いいたしたす。

アドボカシヌ・シニア・アドバむザヌ 柎田 哲子

ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ

※アドボカシヌ貧困や玛争の原因に぀いお声をあげ、問題解決のために政策や瀟䌚の仕組みに働きかける掻動

囜連の未来サミットに参加した柎田スタッフ

柎田 哲子しばた のりこ

東京倖囜語倧孊ロシダ語孊科卒業、東京倧孊倧孊院総合文化研究科修士囜際貢献。
海倖経枈協力基金・囜際協力銀行にお二囜間揎助に埓事したのち、囜際NGOの事務所長ずしおアフガニスタンに赎任し垰還民支揎に携わる。珟堎での経隓を通じ、課題解決のためには事業支揎に加え政策を倉えるアドボカシヌが必芁ずの思いを匷める。2011幎にワヌルド・ビゞョン・ゞャパン入団。2013幎より子どもの暩利に関するアドボカシヌに埓事。
SDGs垂民瀟䌚ネットワヌク進行圹・開発ナニット幹事、教育協力NGOネットワヌク副代衚、こども家庭庁「子どもに察する暎力撲滅円卓䌚議、ワヌキング・グルヌプ」委員等、耇数のNGOネットワヌクや政府の委員を務める。

  1. 泚World Bank Group Finances One(公匏) IBRD Subscriptions and Voting Powerof Member CountriesData as of Jan 08, 2026 ↩
  2. 泚IMF Executive Directors and Voting PowerLast Updated: February 7, 2026 ↩
  3. 泚IMF “World Economic Outlook Database”, April 2025 Edition ↩

関連蚘事Related Articles