【ベネズエラ大地震緊急支援】発災から3.5カ月 16万人以上に支援を届けました

投稿日|2026年10月20日
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猛暑の被災地で飲料水を受け取った子ども

2026年6月24日、ベネズエラでマグニチュード7.2と7.5の地震が相次いで発生しました。ワールド・ビジョンは、発災直後から現地で支援を続けています。発災から約3カ月半が経過した10月13日時点までに、子ども・青少年48,264人を含む164,949人(38,582世帯)に支援を届けました。

地震と子どもたちへの影響

2026年6月24日、ベネズエラ中北部で、マグニチュード7.2と7.5の地震が約40秒の間隔で続けて発生しました。被害は7つの州に及び、6,509人が亡くなり(8月24日当局発表)、がれきの撤去も9月22日時点で全体の約37%にとどまっていると報じられています。こうした状況から、引き続き多くの人々が仮設キャンプなどでの生活を余儀なくされています。

ベネズエラの子どもたちは、地震の前から、長引く経済危機のなかで暮らしてきました。ワールド・ビジョンが2026年1月に行った世帯調査では、子ども・青少年の56%が、眠れない、不安が強いといった心の不調を抱えていました。そこへ地震が起き、多くの家族が避難所や仮設キャンプでの生活を続けています。400以上の学校も被害を受けました。家を失った不安に加え、学校が傷ついたことで、子どもたちの学びも妨げられています。さらに、猛暑や豪雨が重なり、脱水や感染症、衛生環境の悪化も心配されています。

発災3カ月で16万人に命と未来を守る支援を届けました

皆さまから温かいご寄付をお寄せいただき、ワールド・ビジョンは地震の直後から、子どもと家族の命を守り、復興へと道をつなぐ活動を続け、10月13日までに164,949人(38,582世帯)に支援を届けることができました。

主な支援の内容は次のとおりです。

  • 飲料水の配布:ラ・グアイラ州、ミランダ州、首都圏で、飲み水を届けています。猛暑のなかでも安全な配布ができるよう、日陰をつくり、水を飲める場所を設けています。
  • 子どもの心のケア:「チャイルド・フレンドリー・スペース」を20カ所以上開き、遊びや活動を通して、子どもたちが安心を取り戻せるよう支えています。
  • 食料や生活に必要な物資の配布:食料、衛生用品、遊び道具などを届けています。

Volunteer women and kids sit on a colorful mat, building with bright plastic blocks outdoors under a green fence.

被災地で開設されたチャイルド・フレンドリー・スペース

Man unloading bags of water and supplies from an open SUV in a rural hillside area. A woman in red stands nearby and a man in a vest watches over the scene.

被災地支援で物資を配布する様子

「水が届いた!」

ラ・グアイラ州のある教会は、地震後、食事と支援の拠点になりました。牧師のアレイダ・ビエラさんは、断水と38度にも達する暑さのなかで、安全でない水を飲んで体調を崩す人が出たと振り返ります。手を洗う水さえなく、「手が汚れたままだった」といいます。

そこにワールド・ビジョンの水・衛生設備が届きました。貯水タンクとポンプ、配管が整い、キッチン用のテント、シャワー、手洗い場も設置されました。

教会は、衛生的な環境で、1日約600食の食事と安全な水を、人々の提供できるようになりました。また、シャワーで体を洗うことができるようになったことで、「人々が尊厳を取り戻すことができた」とビエラさんは語ります。暑さが厳しい避難生活では、とくに子どもが、脱水や胃腸の病気にかかりやすくなります。安全な水と手洗いの場があることは、子どもたちの健康を守る大切な土台です。

Two children at a portable handwashing station under an orange tent, washing their hands with soap and water.

人々の食事と支援の拠点となっていた教会に設置された手洗い場で手を洗う子どもたち

今後の対応計画

復興には数か月、地域によっては数年かかる見通しで、避難生活の長期化、衛生環境、心のケア、教育機会の回復がこれからの課題です。

ワールド・ビジョン・ベネズエラの事業責任者、マリベル・プラダは「『子どもたち一人ひとりを保護すること』を地震対応支援の中心に置き続けることが、健康と尊厳を守るために欠かせない」と話します。

ワールド・ビジョンは2026年末までに約25万人(うち子ども・若者約12.5万人)へ支援を届ける計画です。今後は、避難所などへの飲料水の配布の継続、水道や保健施設の復旧も支援します。「チャイルド・フレンドリー・スペース」では、心のケアに加えて、遊びや学びの活動を実施します。また、子どもたちが学校に通い続けられるよう、仮設教室の設置や学用品の提供などの教育支援を行っていきます。

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