【中東危機】子どもたちの命と未来を守るため緊急支援を行っています

投稿日|2026年3月25日
  • 活動ニュース
  • #ヨルダン
  • #中東
  • #活動ニュース

情勢悪化の前から、子ども2人に1人が紛争の影響下に

中東地域では、今回の情勢悪化の前の時点で、半数の子どもたちが紛争の影響下で暮らし、過去数年にわたり、暴力、避難、心理的苦痛を経験してきました。
暴力の拡大は、長期にわたる不安定な治安、経済的困難、そして、保健医療・教育、清潔な水といった基本的なサービスの不足に拍車をかけ、すでに深刻な人道支援ニーズのさらなる悪化を招いています。

今、4,500万人の子どもたちが 栄養不良や、安全な水や食料の不足、そして戦闘によって、命を落とす危険に直面しています。
教育の中断や、児童婚・児童労働のリスクが高まり、弱い立場におかれた中東の子どもたちの未来を脅かしています。

子どもたちの命と未来を守るため、中東人道危機募金にご協力をお願いします。

ワールド・ビジョンは、この危機に対応しています

避難所で防寒具を受け取った子どもたち

ワールド・ビジョンは、中東地域でこれまで50年間以上にわたり、命を守るための人道支援や長期的な開発プログラムを通して、脆弱な立場にある子どもたちや家族に支援を届けてきました。ワールド・ビジョンは、地域のパートナー団体とともに、イラク、ヨルダン川西岸地区、レバノン、シリア、ヨルダン、トルコ、アフガニスタンにおいて、最も脆弱な状況にある人々に、緊急食糧支援、清潔な水、保健衛生、教育、子どもの保護、心理社会的支援を提供しています。

子どもたちを守るために:レバノンではこれまで13万1,000人に支援を届けました

3月2日以降、30万人の子どもを含む100万人を超える人々が新たに避難を強いられています。橋などのインフラや輸送ルートへの攻撃により、支援物資を届けることが難しく、避難所は満床で過密状態です。多くの人々が、仮設のテントや建設中の建物にまで身を寄せています。さらに、豪雨や気温の低下により、浸水やテントの破損も報告されています。
ワールド・ビジョン・レバノンは、3月16日までに、46,000人の子どもを含む13万1,000人に対し、温かい食事、毛布やマットレスと寝具、調理不要の食品、衛生キット、冬物衣料やストーブといった防寒キットなどを届けました。あわせて、子どもたちや家族への心のケアや生活面のサポートを提供しています。

避難所で防寒具を受け取る子どもとWVスタッフ

「もし避難バッグに入れられたなら 何を入れたかった?」レバノンの子どもたちの声

「もし避難バッグに入れられたなら 何を入れたかった?」私たちは、家や学校 友だちから離れ、避難所に身を寄せることを余儀なくされたレバノンの子どもたちにたずねました。本やおもちゃ、好きな絵、いつもの遊び場―そうした答えとともに、切実な気持ちが伝わる声も多くありました。

子どもたちは ただ「持ち物」を置いてきたのではなく、バッグには入れられない、そこにあった「世界」そのものを置いて、避難しているのです。そこには、普通の暮らしがありました。子どもたちの声を聴いてください。

命を守り未来を守る~世代間でのトラウマの連鎖を食い止めたい

ワールド・ビジョン中東東欧地域責任者を務めるエレノア・モンビオは次のように述べます。
「中東全域の”失われた世代”の 子どもたちを見てください。彼らが成長し、やがて結婚し、子どもを育てる時が来ても、 次の世代にもトラウマが引き継がれていくー私たちはそれを多くの地域で見てきました。ワールド・ビジョンの役割の一つは、その連鎖を断ち切ることなのです。人々が再び社会とつながり、安心して生活できるよう寄り添い、そして、次の世代を育て、子どもたちに幸せで健康的な人生を示せるように支援することなのです」

中東人道危機募金にご協力ください

レバノンだけで100万人が避難を強いられ、シリア、イラク、アフガニスタン、ヨルダン川西岸地区でも人道状況が急激に悪化しています。中東全域で支援を必要とする人々が急速に拡大する中で、公的資金削減などの影響で、すでに逼迫していた人道支援資金が圧倒的に不足しています。
子どもたちは、今この瞬間も、危機に直面し、支援を必要としています。
皆さまのご寄付は、衣食住の具体的な支援、心のケア、教育機会となって、恐怖の中で避難を強いられている子どもたちを守る大きな力となります。
子どもたちの命を守り、明日への希望をつなぎ、未来を守るため、皆さまのご協力をお願いいたします。

関連記事Related Articles