映画コメンテーター・LiLiCoさんのご支援で生まれた、新しい学びの場――ウガンダ共和国 北東部における小学校建設支援

投稿日|2026年3月26日
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ウガンダ共和国北東部カレンガ県の公立小学校では、長年にわたり教室不足と過密状態が続き、多くの子どもたちが十分な学習環境を得られずにいました。こうした状況に心を痛めたLiLiCoさんのあたたかいご支援により、ワールド・ビジョン・ジャパンは2025年1月から9月にかけて、小学校建設支援事業を実施しました。

完成した校舎と喜ぶ児童

教育環境の改善が求められていた地域

事業地が属する地域は国内でも最も貧しい地域のひとつで、食糧不足のほか、教育環境も大きな課題となっています。支援対象校は地域で最も多くの児童が通う公立小学校であるにもかかわらず、支援前は教室数が足りず、1教室に平均約170人もの児童が詰め込まれる状況が続いていました。

新校舎建設前の授業の様子

集中して学ぶことが難しいために、学校に通う意欲が低くなり、十分な学力をつける前に中退してしまう子どもが多くいました。また、保護者の多くが学校教育を受けておらず、教育の重要性が理解されていないことも、就学や修了を妨げる要因となっていました。

本事業の取り組み

まず、鉄筋コンクリート製の校舎1棟(3教室)を新たに建設しました。校舎にはスロープや広い出入口を設け、障害のある子どもも安全に利用できるバリアフリー設計を採用しています。完成した教室には、机・椅子を設置しました。これにより、子どもたちは机に向かって落ち着いて学習できるようになりました。

ご支援いただいた教室内の机や椅子で学ぶ児童

さらに、学校運営委員会やPTAメンバーを対象とした研修を実施し、保護者や地域住民が主体となって子どもたちの教育を支える体制づくりにも取り組みました。研修後には地域での啓発活動が行われ、多くの保護者が教育の重要性や、女の子の教育継続について理解を深めています。

加えて、建設費の残金を活用し、ノートや鉛筆などの文房具を追加で提供することもできました。経済的な理由で文房具を用意できなかった子どもたちも、授業に継続して参加できるようになっています。

支援によって生まれた変化

新しい教室の完成により、過密状態が大きく改善され、子どもたちは安全で快適な環境の中で学べるようになりました。出席率や学習意欲の向上も報告されており、教員や保護者からは前向きな変化を実感する声が聞かれています。

また、バリアフリー設計の校舎により、身体に障害のある児童にとっても通いやすい学校となり、誰一人取り残さない学びの場が実現しました。

スロープや広い出入口を設けた校舎の外観

感謝の声

7年生の女の子はこのように語ってくれました。

「以前は古い机を少しずつ分け合って使ったり、床に座って授業を受けていました。校庭の木の下で勉強しなければいけないこともあり、特に雨や風の強い日はとても大変でした。

今では、安全で広々とした快適な教室で学ぶことができ、とても嬉しいです。

ぎゅうぎゅうに詰めて座る必要がなく、より集中してきれいに字を書くことができます。毎日学校に来ることを誇りに思い、やる気が湧いてきます。」

LiLiCoさんのご支援は、子どもたちの「学びたい」という思いを形にし、地域の未来への希望につながっています。ワールド・ビジョン・ジャパンは、これからも支援者の皆さまと共に、子どもたちの可能性を広げる活動を続けていきます。

引渡式の様子

記念リボンカットに参加する県知事や県教育担当官、県政府議会議長たち
日本と中継し児童と話すLiLiCo様
引渡式で感謝の歌を歌う児童
引渡式で歌とダンスを披露する母親グループ
ワールド・ビジョン・ジャパン事務所にて引渡式に参加するLiLiCo様
引渡式終了後、LiLiCo様を囲んで

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