世界の子どもの願いごと

(2015.12.15)

世界には、約27億人の子どもたちが暮らしています。日本に住む私たちとは、言葉も習慣も違う子どもたちは、今、何を想うのでしょうか。ワールド・ビジョンの支援地域に住む子どもたちが、願うこと、夢みることを集めました。

2015年4月の大地震で、学校が壊れてしまったネパールのムスカンちゃん。
「これは、私の夢の学校よ。地震でも壊れないくらい丈夫で、自由に遊べる運動場があって、トイレもたくさんあって、飲めるほどきれいな水が出る蛇口もあるの!空気がきれいになるから、たくさん木も植えたいな。学校では、"お年寄りを敬う"ってことを教えてくれるのよ」

「サッカー選手になりたいから、学校に行くんだ!」 と、小学5年生のヘノック君。学校が遠いため、馬に乗って登校します。毎朝6時、近所の友達と田舎を出発します。(インドネシア)

妹を学校に行かせるため、それまで通っていた学校をやめ、機織り工場で働きはじめたワインちゃん(10歳)。朝7時から夕方5時まで働いて、得られるのは約80円。
「学校に戻りたいな...」 とワインちゃんは言います。(ミャンマー)

2011年に独立した世界で一番新しい国、南スーダンに暮らすリングくんは、大きな夢を持っています。
「大統領になって、戦争を終わらせたい」 学校へ行くと、勉強もできますが、温かい給食も食べられます。これまでは、家で一日一食しか食べられなかったリングくん。「今は元気になって、とっても幸せです」

庭掃除のお手伝いをする、10歳のグラントくん。歩けないというハンディキャップのため、学校へ行けません。
「僕は学校に行きたいんだ。そして、いつの日か先生になって、学校やコミュニティで子どもたちを教えたい。その収入で、お母さんを助けたいんだ」 (ザンビア)

11歳のミルカちゃんは、学校でトップクラスの成績です。
「病気の人を治してあげたいから、お医者さんになりたいの」 と教えてくれました。(ケニア)

シリアの戦禍を逃れ、隣国ヨルダンで難民生活を送るモハメドくん。シリアから持ってきた黄色いボールを手に、こう語ります。
「シリアの家、親戚、近所の人たちや友達が恋しい。大きくなったらTV俳優になりたいけど、2015年の夢は、シリアに帰ることなんだ。僕の願いは、世界のすべての戦争が終わることだよ」

「先生になるために、大学に行きたいの」 10歳のエミリーちゃんは兄弟の中で一番頭が良く、学校でも上から二番目のクラスに入っています。勉強だけでなく、バレーボールとお料理も得意です。(ペルー)

「大きくなったら、お医者さんになりたい」 ボリビアに住む10歳のメリッサちゃんは、国語と算数、そして編み物が得意です。

子どもたちの願いごとをかなえたい。
「この子を救う。未来を救う。」
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