【取材案内】初開催!中高生向け国際協力プログラム

(2016.03.03)

「学ぶ側」から「伝える側」へ成長する子どもたち

世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(東京都中野区、常務理事・事務局長:片山信彦、以下WVJ)は、グローバル化が進む現代を生きる日本の子どもたちの目を世界に向け、子どもたちが世界の諸問題について学び、問題解決のために自ら行動していくことを目指して、「ワールド・ビジョン・ユースプログラム」を初開催します。

文部科学省の調査によると、日本から海外への留学者数は2004年の82,945人をピークに、2011年には57,501人までに減少しました。しかし、グローバル人材を求める経済界の要請や政府の後押しもあり、2012年には60,138人に増加。「内向き」と言われた若者の志向が変わりつつあるという指摘もあります。

政治・経済・環境等の問題が複雑に絡み合う現代にあって、日本が世界と協調して良い方向へ進むためには、次世代を担う子どもたちが、視野を広く持ち世界を正しく理解することが重要です。

昨年8月に開催した「サマースクール」では、高校生が小学生に途上国の暮らしを説明しました

本プログラムでは、子どもたちが世界の様々な問題を体験的に学び、理解を深め、回を重ねるごとに「学ぶ側」から「伝える側」へ成長していくことを目指します。全6回のプログラム終了後には、アジアのユースグループと一緒に活動することも視野に入れています。

本講座を担当する松本謡子スタッフは語ります。「世界中にワールド・ビジョンというネットワークを持ち、また、実際に世界の支援地で活動するWVJだからこそ提供できる国際協力プログラムです。ユース一人ひとりが世界の問題を学び、自身が問題解決の一翼を担うことができると実感できるように進めていきたいです」

ワールド・ビジョン・ユースプログラム

日付テーマ内容
第1回     3月24日     貧困        「貿易ゲームWVJ版」から、世界の仕組みを学びます。ボランティアワークも実施します
第2回 5月 教育 ノーベル平和賞を受賞したマララさんの映画を題材に、「世界一大きな授業」に参加。ギネスに挑戦します
第3回 6月 人身取引 「現代の奴隷制」とも言われる深刻な人権侵害について学びます
第4回 7・8月 保健・栄養 小学生向けイベント「サマースクール」で、中高生が小学生の参加者に保健・栄養について伝えます
第5回 9月 紛争・難民 難民の子どもたちの現状等を学び、9/21「国際平和デー」に向けてメッセージを発信します
第6回 10月 水衛生 国際協力イベント「グローバルフェスタ」で、水汲み体験コーナーを担当。水衛生問題について来場者に説明します
※第2回以降の日付・テーマは予定です。変更の可能性もあります。


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■ワールド・ビジョン・ジャパンとは
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。詳しくは www.worldvision.jp へ。

■この件に関するお問合せは
【担当】 市山志保(shiho_ichiyama@worldvision.or.jp)
【電話】 03-5334-5356 【FAX】03-5334-5359 【携帯】090-5762-8886