3分でわかるモンゴル ~モンゴルって、どんな国?~
この記事でわかること
モンゴルはユーラシア大陸の内陸国で、1990年代初頭に社会主義体制から大統領制へ移行し、鉱工業を中心に経済成長を遂げました。しかし、2000年代に入ると鉱物資源価格の下落や自然災害による農牧業への打撃で成長率が鈍化し、貧富の格差が拡大しました。これにより、地方から首都ウランバートルへの人口流入が増加し、特に子どもや障がいを持つ人々が影響を受けています。
モンゴル支援に関わる志澤スタッフが解説します!

モンゴル国(以下、モンゴル)の基礎データ
| 首都 | ウランバートル |
| 言語 | モンゴル語(国家公用語),カザフ語 |
| 民族 | モンゴル人(全体の95%)およびカザフ人等 |
| 宗教 | チベット仏教等 |
| 面積 | 156万4,100㎢(日本の約4倍) |
| 人口 | 約354.4万人 |
2026年4月:外務省
モンゴルって、どんな国?
ユーラシア大陸に位置する内陸国で、ロシア、中国と接しています。モンゴル人は遊牧民族として有名ですが、牧畜を離れ都市や農村に定住する人々も増えてきています。1990年代初頭に社会主義体制から大統領制に移行し、鉱工業を中心に経済成長を遂げました。2000年代に入ると鉱物資源の下落や自然災害による農牧業への打撃などを背景に成長率が鈍化し、貧富の格差が広がり、職を求めて地方から首都ウランバートルへの人口流入が始まりました。このような中、もっとも影響を受けたのが社会的に弱い立場にある子どもたちや障がいを持つ人たちです。
人々はどんな問題に直面しているの?

- 首都ウランバートルには約175万人が居住しており、全国人口の約半数を占めています*1。
- 貧困は依然として根強く、全国人口の27.1%が貧困ライン以下で生活しており、農村部では41.2%、ウランバートルでは21.6%となっています。*1
- 改善された水源の利用率は68%、衛生施設の利用率は58%にとどまっており、農村部や貧困世帯の衛生施設へのアクセスは都市部や富裕層と比べて著しく低い状況です。*2
- モンゴルはこの80年間で平均気温が2.46℃上昇しており、気候変動の影響を最も受けている国の一つです。自然災害の深刻度と頻度は倍増し、年間被害額は約500〜700億トゥグルグ(1,400〜2,000万ドル相当)と推計されています。*3
*1 UNICEF Country Office Annual Report 2024 – Mongolia
*2 UNICEF Mongolia – WASH
*3 OCHA 2024 Dzud Early Action & Response Plan
志澤スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 開発事業第1課
志澤 道子(しざわ みちこ)
高層ビルが立ち並ぶ首都ウランバートル。その中心部を囲む丘陵には、雪害などの影響で地方を離れ、仕事を求めて移り住んできた住民たちのゲル(移動式住居)が斜面にはりつくように建っています。ここには貧困世帯が集中し子どもたちにとって厳しい環境です。ワールド・ビジョン・ジャパンは貧困世帯の生計向上支援などを通じて、すべての子どもたちが安心して成長していける環境づくりを進めています。また農村部では、教育施設の整備や農牧業の自然災害へのリスク低減にも取り組んでいます。広大な国土のどこにいても子どもたちの健やかな成長が守られるよう、応援いただければ幸いです。
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