3分でわかるタンザニア ~タンザニアって、どんな国?~

投稿日|2025年3月26日
更新日|2025年3月31日
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この記事でわかること

タンザニアはアフリカ東部に位置し、首都はドドマ、主要都市はダルエスサラームです。​約130の部族が共存し、公用語はスワヒリ語と英語です。​ワールド・ビジョン・ジャパンは、同国の農村部で水衛生、栄養、教育の分野で支援活動を展開しています。​例えば、安全な水を年間通じて利用できる世帯は約14%、改善されたトイレを使用している世帯は約17%と報告されています。

タンザニア支援に関わる大沢スタッフが解説します!

2020年1月からタンザニアに駐在する大沢スタッフが、わかりやすく解説します
2020年1月からタンザニアに駐在する大沢スタッフが、わかりやすく解説します

タンザニア連合共和国(以下、タンザニア)の基礎データ

首都 ドドマ
言語 スワヒリ語(国語)、英語(公用語)
民族 スクマ族、ニャキューサ族、ハヤ族、チャガ族、ザラモ族等
宗教 イスラム教(約40%)、キリスト教(約40%)、土着宗教(約20%)
面積 94.5万km2(日本の約2.5倍)
人口 5,632万人(2018年:世銀)

タンザニアって、どんな国?

アフリカ大陸の東部に位置し、ケニア、ウガンダなど8カ国と国境を接しています。西はタンガニーカ湖、東はインド洋に面しており、インド洋上にはザンジバル島があります。首都のドドマは法律上の首都で、実際の中心都市はダルエスサラームです。タンザニア全土には約130の部族がおり、イスラム教徒とキリスト教徒が40%ずつを占めています。公用語はスワヒリ語と英語です。

人々はどんな問題に直面しているの?

コミュニティの一般的なトイレ(支援による改善前)
コミュニティの一般的なトイレ(支援による改善前)

ワールド・ビジョン・ジャパンが支援する村落部では、水衛生・栄養・教育の問題が顕著です。(データ:ワールド・ビジョン調査)

  • 年間を通して安全な水を利用できる世帯は約14%(タンザニアの都市部では86%)
  • 改善されたトイレを使用している世帯は約17%(都市部では31%)
  • 5歳未満児の低体重の割合は約15%、消耗症*の割合は約40%
  • 91%の子どもが学校に通っている一方で、小学2年生の終わりまでに読み書きができるようになる子どもはわずか23%

*消耗症:栄養不良の形態の一種。急性あるいは重度の栄養不足から生じる。身長相応の標準体重の60%以下となるような重症なもの。

大沢スタッフより一言

コミュニティの人々と大沢スタッフ
コミュニティの人々と大沢スタッフ

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 開発事業第3課
大沢 歩(おおさわ あゆむ)

タンザニアでは、現地スタッフが部族や宗教の違いを超えてコミュニティに信頼を得て活動しています。2020年からは外務省から資金を得て水と栄養の事業を始めることができました。コミュニティの子どもたちが健やかな成長をできるようこれからも応援よろしくお願いいたします。

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