俳優 前川泰之さんが届けるケニアのルースちゃんのストーリー
クリスマスまでに1000人の少女のチャイルド・スポンサーを募集しています
ケニアに住むルースちゃんのストーリー

私はルース。13 歳です。ケニアで暮らしています。
私は学校が大好きでした。
でも、8 歳のとき…父は私を結婚させる計画を立てました。
その男性は、私と引き換えに牛を父に渡すことも決まっていました。
朝、バイクが用意されました。私を運ぶためです。
どこに逃げようか…必死で考えました。
でも、頼れる人はいませんでした。知らない場所に連れて行かれました。
私は 2 週間…その家で暮らしました。
3 週目に…ワールド・ビジョンのスタッフに助け出されました。
今は救助センターにいます。学校にも行けて、希望を持てるようになりました。
将来は私のように苦しむ女の子を助ける活動をしたいです。
そして、女の子の権利や学校に行くことの大切さを伝えていきたいです。
ルースより
前川泰之さんからのメッセージ

助けたいと願う温かい手は、必ず届く
自分のまわりにある「当たり前」が、同じ地球の上でも、場所が変わればこんなにも違うのだと感じました。
貧困や児童婚という言葉は知っていたつもりでしたが、実際に少女たちの声に触れ、これまでどこか目を向けきれていなかった自分にも気づかされました。
私は 3 人の子どもを持つ父親です。
生まれた地域や環境の違いだけで、未来の選択肢や尊厳が奪われてしまう現実を、
ただ知るだけで終わらせたくないと思いました。
子どもたちが「やりたいことを選び、夢を描ける」世界をつくるために、大人である私たちがどう支えられるのか、
その問いを、改めて胸に刻んでいます。
世界で今、苦しんでいる少女たちにも、彼女たちを想い、手を差し伸ばそうとする人が必ずいます。
助けたいと願う温かい手は、必ず届く。
どうか、希望を持ち続けてほしいと思います。
1000 GIRLSプロジェクトにおけるワールド・ビジョンの取り組み

途上国では、多くの女の子たちが、児童婚や暴力、教育の機会を奪われる厳しい現実に直面しています。厳しい貧困の中、娘を早く結婚させることで生活の負担を減らそうとすることも少なくありません。ワールド・ビジョンは、女の子たちが夢を抱いて生きられるよう、学校や警察、宗教リーダーと連携し、地域住民に対して児童婚がもたらす影響や教育の重要性、ジェンダー平等の理解を広める啓発活動を行い、児童婚を未然に防ぐ仕組みづくりを強化しています。
特に経済的に困難な家庭には生計向上の支援を行うことで、女の子たちが安心して教育を受けられる環境を整えています。
これらの取り組みを通じて、地域住民や女の子たち自身の考え方や行動にも少しずつ変化が生まれています。
子どもの保護
暴力や虐待、児童婚から女の子を守ります。少女たちに「暴力は当たり前ではない」と自らの権利を伝え、有害な慣習を変えられるよう地域全体に啓発を行います。
教育
女の子が学校に行けるよう家族や地域に働きかけ、学用品の支給などを通して学びを支えます。十分な教育を受けた女の子は、貧困から抜け出すことができます。
水衛生
井戸を設置することで、水汲みの負担から女の子を解放します。生理の時にも学校を休まなくて良いように、学校の女子トイレを整備します。
生計向上
畜産・農業の支援や職業訓練などを通して、家族が安定した収入を得られるようになることで、家計の負担を減らすための早すぎる結婚を防ぎます。
1000 GIRLSプロジェクトとは
世界には“女の子”であるという理由だけで、
未来を閉ざされてしまう子どもたちがいます。
1000 GIRLSプロジェクトとは、
早すぎる結婚や性的搾取、暴力などにより、
未来をあきらめかけた少女たちに
「学ぶ権利」と「夢見る力」を取り戻すための取り組みです。
クリスマスまでに、1000人の少女のチャイルド・スポンサーを募集しています。