元サッカー日本代表/AuB株式会社代表 鈴木啓太さんが届けるエクアドルのマイラちゃんのストーリー

投稿日|2025年11月26日
更新日|2025年11月27日

クリスマスまでに1000人の少女のチャイルド・スポンサーを募集しています

エクアドルに住むマイラちゃんのストーリー

私は、エクアドルに住むマイラ。12 歳です。
私のお母さんが子どもだったころは、女の子は早く結婚して、子どもを持つことが当たり前でした。
今もこの地域では、まだ多くの女の子が学校に通えていません。

でも、私は違います。
チャイルド・スポンサーシップの支援が始まり、女の子も教育を受ける権利があることを知りました。
自分で人生を選び、将来に希望があることも知りました。
今、私はサッカーが大好きで、チームのキャプテンとして活躍しています。

私は思います。
もし私のような女の子が 1000 人いたら、この世界を少しずつ良くしていけるとどうか、
私のような女の子を応援してください。

マイラより

鈴木啓太さんからのメッセージ

鈴木啓太さん

自分にできることは何かを問い続けたい

世界には、さまざまな環境の中で生きる子どもたちがいます。
私には2 人の娘がいますが、年齢が同じでも、生まれた場所や置かれた状況によって、未来の見え方は大きく違ってしまう。
その現実を、1000 人の少女のストーリーを読んで、あらためて感じました。

私たちも日々の暮らしの中で悩みや苦しさを抱えながら生きています。
しかし、環境が違えば、その重さや選択肢、希望の届き方はまったく異なります。簡単に「頑張って」とは言えませんし、言葉だけでは届かないこともたくさんある。
だからこそ、子どもたちが「やりたいことを選び、夢に挑戦できるように」まわりの大人がどう支えるのか。
そこにこそ大きな意味があるのだと思います。

子どもたちは、この世界の未来そのものです。
ひとりひとりがどんな希望を抱けるかで、世界は変わっていく。
そのためにまずは知ること、そして伝えること。小さくても行動を重ねていくこと。
自分にできることは何かを問い続けたいと思います。

1000 GIRLSプロジェクトにおけるワールド・ビジョンの取り組み

途上国では、多くの女の子たちが、児童婚や暴力、教育の機会を奪われる厳しい現実に直面しています。厳しい貧困の中、娘を早く結婚させることで生活の負担を減らそうとすることも少なくありません。ワールド・ビジョンは、女の子たちが夢を抱いて生きられるよう、学校や警察、宗教リーダーと連携し、地域住民に対して児童婚がもたらす影響や教育の重要性、ジェンダー平等の理解を広める啓発活動を行い、児童婚を未然に防ぐ仕組みづくりを強化しています。

特に経済的に困難な家庭には生計向上の支援を行うことで、女の子たちが安心して教育を受けられる環境を整えています。
これらの取り組みを通じて、地域住民や女の子たち自身の考え方や行動にも少しずつ変化が生まれています。

子どもの保護

暴力や虐待、児童婚から女の子を守ります。少女たちに「暴力は当たり前ではない」と自らの権利を伝え、有害な慣習を変えられるよう地域全体に啓発を行います。

教育

女の子が学校に行けるよう家族や地域に働きかけ、学用品の支給などを通して学びを支えます。十分な教育を受けた女の子は、貧困から抜け出すことができます。

水衛生

井戸を設置することで、水汲みの負担から女の子を解放します。生理の時にも学校を休まなくて良いように、学校の女子トイレを整備します。

生計向上

畜産・農業の支援や職業訓練などを通して、家族が安定した収入を得られるようになることで、家計の負担を減らすための早すぎる結婚を防ぎます。

1000 GIRLSプロジェクトとは

世界には“女の子”であるという理由だけで、
未来を閉ざされてしまう子どもたちがいます。
1000 GIRLSプロジェクトとは、
早すぎる結婚や性的搾取、暴力などにより、
未来をあきらめかけた少女たちに
「学ぶ権利」と「夢見る力」を取り戻すための取り組みです。
クリスマスまでに、1000人の少女のチャイルド・スポンサーを募集しています。