清潔な水を世界の子どもたちに! グローバルチャリティイベント「GLOBAL 6K for WATER」開催レポート
- お知らせ

世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンは、10月25日(土)に東京・豊洲ぐるり公園で、チャリティイベント「GLOBAL 6K for WATER」(グローバルシックスケイ フォー ウォーター)を開催しました。
当日は雨の降る中、287名の方がご参加くださり、6kmラン、3kmウォーク、親子ウォークを通して、世界の子どもたちに思いを寄せてくださいました。
開会式では、支援事業部 部長の望月亮一郎より開会の挨拶が行われ、10月より新たに事務局長に就任した中島みぎわがスターターを務めました。
また、山崎製パン株式会社様より、参加者の皆さまへランチパック等の商品をご提供いただいたほか、大学生や高校生を含む多くのボランティアの方々にご協力をいただきました。
その一歩が、命をつなぐ水になる —GLOBAL 6K for WATERとは?

途上国の子どもたちが、水を手にいれるために歩く1日あたりの平均距離は6キロ(6K)。
世界では、毎日6キロもの道のりを歩いて水を汲みに行く子どもたちがいます。
毎日多くの時間を水汲みに費やすため学校へ通えない子どもや、ようやく手に入れても衛生的でない水で命を落とすリスクもあります。
「GLOBAL 6K for WATER」は、そんな子どもたちに清潔な水を届け、命を守り、人生に変革をもたらすことを目指した、「6キロ」を思い、歩く、走るチャリティイベントです。

参加費の一部は、ワールド・ビジョンを通じて井戸の建設や水汲み場の整備、衛生教育など、水と衛生環境を改善するプロジェクトに活用されます。私たちが日常の中で踏み出す一歩一歩が、遠く離れた場所で命を守る力になります。歩くことが、誰かの未来を支える“希望の一歩”になることを願い、世界中で開催されています。
歩いて、感じて、つながる——日本での開催レポート
命の水の重みを体感——ジェリカンチャレンジで知る6キロの現実

世界の子どもたちが直面している過酷な現実を少しでも実感してもらうため、実際に水を入れたジェリカン(水を運ぶタンク)を持って歩く体験型企画を実施しました。
参加者の皆さまは、現地の子どもたちが運んでいるのと同じ重さのジェリカンを抱え、一生懸命にゴールを目指して歩いてくださいました。
ご家族やご友人の温かい声援に包まれ、会場は笑顔と達成感にあふれるイベントとなりました。


参加者様の声
ランに参加された男性
「水のタンクを持って走ってる方、すごいなと思いましたね。あれは絶対きついと思いました」
ウオークに参加されたご夫婦
「私たちは平たんな道を歩くだけだったが、今日のような雨の日にも、毎日水をもって歩いている子どもたちは、本当に大変だなぁと思いました。」
ウオークに参加された小学生の女の子
「今日は歩くの楽しかった。でも毎日お水を持って歩くのは大変だと思う」
日本から世界へ、命の水の輪を広げよう
アジア各国とともに広がるグローバルな取り組み

2025年は日本、韓国、香港、マレーシア、シンガポールなどアジア各国で開催されています。
5月にマレーシア、6月からはソウルを皮切りに韓国各地で開催されました。日本は韓国からこの「ジェリカン」を受け取り、次の開催地シンガポールへリレーします。参加者の皆さまにはこの「ジェリカンリレー」をシンガポールへつなげるため、写真、動画撮影にご協力いただきました。
アジアの国々がGLOBAL 6K for WATERを通じて活動し、水衛生の課題に関するプロジェクトに向けた支援金を募ることで、より大きなインパクトを、世界中の多くの仲間とともに生み出します。
また、今年の韓国のGlobal 6Kでブランドモデルを務めるATEEZ(エイティーズ)のHONGJOONG(ホンジュン)さんのフォトパネルを会場に設置し、多くの方にお立ち寄りいただきました。

今年もクリスマスキャンペーンが始まります

ワールド・ビジョンは世界の子どもたちの健やかな成長を願い、毎年11月と12月の2カ月間、クリスマスキャンペーンを実施しています。
今年のクリスマスキャンペーンのメッセージは「希望を、贈ろう。」
今、この瞬間も過酷な環境の中で生きる子どもたちがいます。
この現実を変える力は、私たち一人ひとりの中にあります。
キャンペーン期間中は、公式ウェブサイトやSNSを通じて、世界の子どもたちの希望の物語をお届けします。
ぜひあなたも、子どもたちに「希望」を届ける一人になってください。

ワールド・ビジョン・ジャパンの駐在員が、ケニア・ビクトリア湖沿岸での水・衛生改善活動について、現地語を通して水の重要性や女性・子どもの生活変化、支援の波及を紹介。

世界全体で22億人が安全に管理された飲み水を使用できず、10人に1人あたる7億8,500万人が基本的なサービスを受けられません。このうち1億4,400万人は、湖や河川、用水路などの未処理の地表水を使用しています。

SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」の現状は?企業の取り組みも
SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」では、2030年までに全ての人が安全で安価な水や衛生施設を利用できることを目指しています。

2025年7月24日にはオンラインで、7月29日・30日には中野区会場、8月1日・2日には文京区会場にて対面で、小学生を対象とした「ワールド・ビジョン・サマースクール2025」を開催しました。
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