【ミャンマー】命をつなぐ支援の現場から―国内避難民への支援事業(第1期目)が終了しました!
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2021年の政変以降、混乱が増し、国内の一部の地域では内戦状態にあります。2024年末時点での国内避難民の数は350万人に上りました(OCHA2024)。避難先でも危機が迫り、さらに避難をしなければならない人が多くいます。人々は安心して暮らせる場所を求めて移動を繰り返している状況で、避難生活を続けている人々の多くは貧困状態です。
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、皆さまからの募金と、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成金により、2024年3月から2025年6月まで、ミャンマー北部において、紛争の影響で経済的に困窮している人々への支援を実施しました。
国内避難民への現金給付
着の身着のまま逃げてきた避難民が、生きていくために必要な食料を買うための支援として、現金給付を行いました。女性が世帯主の家庭や、子どもがいる家庭など、特に支援が必要な方々に優先して現金が届くよう活動を進めました。


中長期的な生計回復のためのビジネス研修と資金支援
長期間にわたって避難生活をしている人々が生計を立てるための研修を実施しました。研修後、参加者自ら避難先で生計を立てるためのビジネス計画を作成し、その内容を居住地域リーダーの確認を経て実現可能性があることの確認ができた計画に対して、ビジネス開始のための資金を提供しました。



事業担当スタッフ大橋より
2024年4月に入団し、初めて担当した事業がこのミャンマー事業でした。事業を通して、これまであまり知らなかったミャンマーという国について、またそこに暮らす人々の困難な状況を知りました。治安が不安定な状況で避難を繰り返す生活の大変さや恐怖は、私には想像が及びません。困難な状況にある人々に支援を届けるために、現場スタッフは日々奔走しました。通信状況や交通アクセスが不安定で、状況が目まぐるしく変わる現場では、計画通りに活動を実施することも一苦労でした。治安状況の変化に応じ、現場のニーズの再調査を迅速に実施するなど臨機応変に対応し、支援を必要としている人々に支援を届けることができました。
ミャンマーの人々にとって厳しい状況は今も続いていますが、ワールド・ビジョン・ジャパンはこれからもミャンマーの人々に寄り添った支援を続け、ミャンマーのことを忘れていないという思いを届けたいと思っています。引き続き、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
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