3分でわかるミャンマー ~ミャンマーって、どんな国?~

投稿日|2025年3月26日
更新日|2025年7月30日
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この記事でわかること

ミャンマーでは経済発展が進む一方、農村部の貧困率は都市の3倍に達し、災害リスクも高く、子どもの5歳未満死亡率も深刻です。特にラカイン州ではロヒンギャ問題と貧困が深刻化。ワールド・ビジョンは安全な住居や水の確保、教育支援を通じて地域のレジリエンス向上に取り組んでいます。

ミャンマー支援に関わる志澤スタッフが解説します!

ミャンマー連邦共和国(以下、ミャンマー)の基礎データ

首都ネーピードー
言語ミャンマー語
民族ビルマ族(約70%),その他多くの少数民族
宗教仏教(90%),キリスト教,イスラム教等
面積68万㎢(日本の約1.8倍)
人口5,141万人(2014年9月(ミャンマー入国管理・人口省発表))

ミャンマーって、どんな国?

東南アジアに位置し、中国、ラオス、タイ、インド、バングラデシュと国境を接し、南西部はインド洋に面しています。首都は、ネーピードー。1988年から軍事政権による統治が続いていましたが、2011年に文民政権が発足し、民主化と経済改革への取り組みが行われています。約5,000万人の人口のうち、ビルマ族が約70%を占めますが、多くの少数民族も暮らしています。仏教徒が多数を占めますが、キリスト教徒、イスラム教徒もおり、公用語はミャンマー語です。

人々はどんな問題に直面しているの?

  • 経済発展に伴い、貧富の格差が広がっています。貧困人口は都市部で約1割ですが、農村部では人口の3割を占めます。(2017年ミャンマー政府データ)
  • 生まれた子どもの約22人に1人が、5歳になるまでに命を落としています(2018年ユニセフデータ)。
  • 洪水・大雨被害など災害リスクの高い国であり、災害の多い地域は貧困度も高くなっています。
  • ロヒンギャ人道危機を抱えるラカイン州は、貧困指標(※)が国内で最も高くなっています。(※OPHI Country Briefing 2020)

志澤スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 開発事業第1課
志澤 道子(しざわ みちこ)

朝夕は道路が大渋滞になる主要都市ヤンゴンを出ると、金色の寺院が点在する田園地帯が広がります。さらに車を数時間走らせると、広大なデルタ地帯にワールド・ビジョン・ジャパンの支援地があります。この地域は水害が多く、災害と貧困のループを断ち切り生活のレジリエンスを高めることが、子どもたちの健やかな未来につながります。

「ミャンマー中部地震緊急支援募金」にご協力ください

地震によるすべてを失い、不安と悲しみの中にある人々に、今必要な支援を届けるために、ご協力をお願いいたします。WVJは認定NPO法人として認定されており、皆さまからのご支援金は寄付金控除の対象となります。

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