3分でわかるコンゴ民主共和国 ~コンゴ民主共和国って、どんな国?~
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この記事でわかること
コンゴ民主共和国は長年の紛争や経済危機により、人口の約75%が極度の貧困状態にあります。子どもの教育や食料不足も深刻で、国内避難民や難民も多数存在します。ワールド・ビジョン・ジャパンは支援地域で教育・栄養・生計支援などを実施しています。
コンゴ民主共和国支援に関わる望月スタッフが解説します!

コンゴ民主共和国の基礎データ
| 首都 | キンシャサ |
| 言語 | フランス語(公用語)、リンガラ語、スワヒリ語、チルバ語、キコンゴ語等 |
| 民族 | 部族の数は200以上,大部分がバントゥー系 |
| 宗教 | キリスト教(80%)、イスラム教(10%)、その他伝統宗教(10%) |
| 面積 | 234.5万km2 |
| 人口 | 9,901万人(2022年,世銀) |
コンゴ民主共和国って、どんな国?
1997年以前の旧国名はザイール。アフリカ大陸の中央に位置し、ウガンダ、タンザニア、ザンビアなど9カ国と国境を接し、西部は大西洋に接する広大な国です。首都はキンシャサ。旧ベルギーの植民地であったことから、現在でも公用語はフランス語。コバルト、金、ダイヤモンドなど豊富な地下資源を有していますが、長年の内戦や近隣国との紛争で国土は荒廃し、経済も危機的状態にあります。人口の74.6パーセントが1日あたり2.15ドル未満の生活を余儀なくされています。
人々はどんな問題に直面しているの?

世界最大級の飢餓の危機に直面し、2,500万人以上が深刻な食料不足に苦しんでいます。紛争や自然災害などの要因が重なり、食料問題が複雑化しています。(2023年データ)
10歳児の97パーセントが基本的な読み書きができない、または学校に通うことが出来ていない状態(「学習の貧困(Learning poverty)と呼ばれている」)にあります。教育の機会を失った子どもは搾取や早婚などのリスクにさらされます。(2023年データ)
アフリカ最大の国内避難民となる580万人以上が国内での避難生活を送り、100万人以上が近隣諸国に逃れています。食料、安全な水、医療へのアクセスが不足しており、子どもの搾取に対するぜい弱性が高まっています。(2023年データ)
望月スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン 支援事業第1部
望月 亮一郎(もちづき りょういちろう)
アフリカの中でも特に経済的に貧しく、また過去にはコレラやエボラ出血熱などの感染症や紛争もあり、人々は非常に厳しい生活環境に置かれています。
しかし、子どもたちは狭い教室でも一生懸命学び、また保護者は農業や養鶏・養蜂を通じて収入を得る道を探したり、手作りの手洗い場を作って衛生環境を改善したり、生活を良くしていくために毎日を必死に生きています。こうした人々をこれからも支援していきます。
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