ワールド・ビジョン・ジャパンは南スーダン共和国および周辺国で、緊急人道・復興支援活動を実施しています。

南スーダン 国旗南スーダン共和国



南スーダン共和国

南スーダン共和国、通称南スーダンは、東アフリカに位置する国家。北にスーダン、東にエチオピア、南東にケニア、ウガンダ、南西にコンゴ民主共和国、西に中央アフリカと国境を接する内陸国。

1955年第一次スーダン内戦勃発、1972年終結。1983年第二次スーダン内戦勃発、2005年終結という半世紀にわたる長い紛争の末、2011年7月9日に、スーダン共和国の南部10州が、アフリカ大陸54番目の国家として分離独立した世界で一番新しい国。

2013年12月、首都ジュバでの武装衝突がきっかけとなり、紛争が再発。2016年7月の衝突で、再び全土に紛争が拡大しています。





南スーダンに住むアジャちゃんの生活





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南スーダンに関する国際NGOワールド・ビジョンからの最新ニュース

南スーダンにおける課題

  • 自分の住む家を失った国内避難民が約190万人
  • 南スーダン国外に逃げた難民が約150万人
  • 食糧危機550万人~2017年2月飢饉宣言:10万人が餓死に瀕する状況


人道危機の深刻化

長期に渡る内戦で「開発から取り残された」状態が、「新たな紛争」で、より悪化。紛争地が拡散しており南スーダン人道危機が深刻化しています。

過酷な生活環境
水、食糧、薬、トイレ、安全に寝られるところ...何もかもが不足している南スーダン。その他、インフラが整備されていない、国の発展に貢献する人材が少ない、人々の生活を支えるための教育・保健などの公共サービスが整っていない、産業が発展していないなどの課題を抱えています。


教育
南スーダンの識字率は27%で世界でもっとも低いレベルです。

2015年の就学適齢児童の就学率は34.7%。初等教育の修了率は、10%未満です。

飢饉
2017年2月20日、南スーダン旧ユニティ州の一部で飢饉が宣言されました。2011年のソマリア飢饉以来、6年ぶりのことです。
人口の約40%に当たる490万人あまりが緊急援助を必要とする状況に陥っています。急性栄養失調に陥っている子どもは100万人に上ります。

スーダン地図


南スーダンの位置





南スーダンに関する写真



南スーダンの栄養不良の子ども
栄養失調に陥っている南スーダンの子ども






南スーダンの難民キャンプ
南スーダンの国内避難民






栄養失調の子どもを抱える南スーダンの母親 
栄養失調の子どもを抱える南スーダンの母親




国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)の南スーダンにおける活動例

独立前の2002年より南部スーダン(西エクアトリア州)にて活動を実施。これまで、2006年よりジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成を受け、南スーダン、アッパーナイル州にて帰還民支援として水・衛生、生計向上、教育支援を実施しています。

【2013年年末の南スーダンの武力衝突以降のJPFプログラム事業】

  • 2014年2月~6月:南スーダン、アッパーナイル州にて避難民への水・衛生緊急支援物資配布事業
  • 2014年6月~9月:南スーダン、ワラップ州にて避難民への緊急援助水・衛生支援/プロテクション事業
  • 2014年8月~:エチオピア南スーダン難民キャンプでの緊急時における教育事業

南スーダン、ガンベラ州クレ難民キャンプで小学校2校(5-8年生)を設立し、学校建設、教員の採用・研修、学用品の提供などを通して、約4,800人の子どもたちが安全な場所で学べる環境を確立しました。
また、クラブ活動などの課外活動を通して、社会性を身につけ、紛争を経験した子どもたちの健全な成長を促す活動を実施しました。

  • 2015年8月~:南スーダン、西エクアトリア州タンブラ郡

学校施設の整備、および教育の必要性の理解を促進させる環境作りを通じた、初等教育へのアクセス改善を目指し、郡教育局職員、学校管理関係者、教員の学校管理能力の強化を通じて、紛争の影響で荒廃しつつある教育システムの回復に取り組みました。



支援による水浄化システムを使用している様子
支援による水浄化システムを使用している様子




【JPF新規複数年プログラム事業 2016年~】

  • 2016年7月開始:南スーダン、タンブラ郡教育システムにおけるレジリエンス強化事業

教育へのアクセス改善のため学校整備、ライフスキル教育、女子児童サポート等の活動に取り組みました。また郡教育局、PTA・学校運営委員会、コミュニティ(アドボカシー)、教員(資格取得のための研修)によりそれぞれのキャパシティビルディングとこれらのステークホルダー間の連携強化によりレジリエンス強化を目指します。

  • 2016年8月開始:エチオピア南スーダン難民キャンプでの教育・衛生環境整備事業

中等教育が整備されていないジョウィ難民キャンプにおける中等教育支援として、学校施設の整備、およびクラブ活動、PTA、女子進学支援を行っています。また、これまで複数年で支援を継続してきたクレ難民キャンプにおける衛生環境整備(トイレ建設、ごみ処理場整備、衛生啓発活動等)に取り組みます。



エチオピアの南スーダン難民キャンプで中等学校への進級試験を受けた少女たち。学び続けるチャンスを手にできることが、将来の国の復興にとっても鍵となります。
エチオピアの南スーダン難民キャンプで中等学校への進級試験を受けた少女たち。学び続けるチャンスを手にできることが、将来の国の復興にとっても鍵となります




【国連等との連携事業】

  • WFPとの連携:緊急食糧支援および栄養改善プログラム(南スーダン、ジュバ、ワラップ州、アッパーナイル州等)
  • UNHCRとの連携:南スーダン西エクアトリア州コンゴ難民・中央アフリカ共和国難民人道支援事業
  • UNICEFとの連携:南スーダン、アッパーナイル州緊急期における教育支援事業




南スーダンにおける活動の課題


南スーダンでは現在「遠隔」で支援活動を行っています
 

外務省は南スーダン全⼟に退避勧告を出しており、危険度は最⾼のレベルの4。
現在ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフも、⽇本政府による助成⾦事業で
は、南スーダンでの駐在、または渡航さえも制限されている状況です。

南スーダンで実施している事業のうち、ジャパン・プラットフォーム(JPF)から
の助成⾦と皆さまからの募⾦により⾏っている栄養⽀援事業は、武⼒衝突が再発
した2016年7⽉以降、外務省による渡航規制により、⽇本オフィスから遠隔で事
業管理を⾏っています

事業担当の千⽥スタッフは、南スーダンオフィスのスタッフと、メール、Skype
ミーティング、毎週・毎⽉の報告等を通し、毎⽇密に連絡を取り合っています。
また、ケニアにて、定期的に南スーダンオフィスのスタッフと事業調整会議を⾏
い、事業実施⽅法の確認や活動の振り返りを⼊念に⾏い、事業が円滑に進むよ
う、また事業の質を担保できるように努めています。

しかし、遠隔での事業管理では、⽇本側への報告・相談・確認等に時間を要する
ことにより、現場のスタッフが直⾯する課題に迅速に対応できないなど、現地側
に負担がかかっています。1⽇でも早くワールド・ビジョン・ジャパンのスタッ
フも事業地に⼊り、⼀緒に活動に取り組むことができるよう⽬指しています。

ワールド・ビジョン・ジャパンは、「命をつなぐための緊急⽀援」、「回復⼒強
化のための復興⽀援」を軸に、教育と保健・医療の両分野で、南スーダンに残る
⼦どもたち、難⺠として国外に逃れた⼦どもたちへの⽀援を続けています。



南スーダン事業担当の千田スタッフ
南スーダン事業担当の千田スタッフ






食糧を分け合う子どもたち
食糧を分かちあう南スーダンの子どもたち




国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン 南スーダン支援事業担当スタッフ

  • 大井 光一 (緊急人道支援課 エチオピア駐在 南スーダン担当) 


「子どもの就学率を上げるには、コミュニティや男性の行動変容が非常に重要です。

女子教育の大切さや教育の必要性をコミュニティに理解してもらうように働きかけることはとても大変でした。しかし。難民キャンプ内で教育の大切さについてキャンペーンをしたり、PTAに働きかけることにより、登録生徒数が飛躍的に増加しました。知識だけでなく、祖国の平和再建に貢献できる社会的スキルや心の強さを養う教育を届けたいと考えています。」





南スーダン難民をエチオピアで支援する大井スタッフ
南スーダン難民支援のためエチオピアに駐在している大井スタッフ


伊藤真理スタッフ
伊藤真理スタッフ(南スーダンの支援地にて)






配布した教科書の説明をする中村スタッフ(左)
配布した教科書の説明をする中村スタッフ(左)







食糧支援の現場にいる千田愛子スタッフ




南スーダンに関する過去の国際NGOワールド・ビジョンからのお知らせ一覧

国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンが支援活動している国

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