ミャンマー中部地震
支援活動報告
多くの皆さまのご支援に、
心より感謝申し上げます。
2025年3月28日、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の地震が発生。約3,800人もの死者が報告されました。
ワールド・ビジョンは発災同日より被災地に入り、
食料、安全な水、衛生用品など緊急支援物資を迅速に届けるとともに、
子どもの安全を確保し、心を守り、学習を支える支援を最優先に支援活動を行いました。
このたびの緊急支援募金では、のべ3142人より38,174,740円のご支援をお預かりしました(9月24日現在)。
皆さまの温かいお気持ちに心より感謝申し上げます。
ワールド・ビジョンは地震発生の
同日から被災地に入り、
緊急支援を開始しました。
- 子どもたちの安全の確認
- 支援ニーズの調査
- 安全な水や食料、マット、
蚊帳、衛生用品など緊急物資の配布
衛生キットの配布に立ち会う中村スタッフ
子どもたちに安全な場所を提供
緊急支援の概要
- ワールド・ビジョンの支援対象(2025年8月31日現在)
-
- 141,997人の子どもを含む
- 445,104人の人々
- 緊急支援物資と水衛生の支援
-
- 237,663人に食料を届けました
- 112,306人に安全な水と衛生環境を支援しました
- 子どもの保護と心のケア
-
- 10,162人に子どもを守る保護活動を提供しました
- 10,010人に心理社会的サポートを行いました
ワールド・ビジョンは危機に備え、子どもたちの未来を守ります。
豪雨や干ばつ、予測できない大地震による影響を抑え、
命を守り、回復する力を育みます。
- 減災の取り組み|堤防の建設、斜面を安定させるなどインフラを整備します
- 防災訓練|災害の基本情報、応急措置やハザードマップの読み方を学びます
- 心のケア|遊びや会話、身体を動かす活動などを通じ、感情の回復を支えます
これまで地域の人々とともに
築いてきた支援の経験が、
子どもたちの命を守る力に
なっています。
被災した子どもたちの声
「地震が起こったときは恐怖で叫ぶこともできませんでした。家は傾いてしまい危険なので、今は近所の人たちと過ごしています。」
「まだ怖い気持ちが続いています。でももっと心配なのは、小さな弟のことです。」
親の声
「夫は地震で死んでしまいましたが、10カ月の娘と私は生き残ることができました。安全に過ごせる場所が必要です。」
「WVが助けに来てくれると信じていました。支援に感謝します。」
ワールド・ビジョン・ミャンマー スタッフの声
「破壊的な地震は子どもたちの学習を寸断させましたが、WVは安全な環境で先生と一緒に学べるよう、すぐに環境を整え、学習の再開と心理社会的な支援を行っています。」
ワールド・ビジョン・ジャパンはミャンマー・カンディタン地域で2019年から地域開発プログラム、チャイルド・スポンサーシップを実施しています。子どもの保護・保健栄養・水衛生などを中心的な課題とし、地域の人々とともに子どもたちが健やかに成長するための長期的な支援活動に取り組んでいます。