【感謝のご報告】歩くことが寄付になる「PEACE WALK」 555人が参加、130万円の寄付に

(2022.07.08)

「平和に向けて歩き出そう」のコンセプトのもと、ウクライナの紛争の影響を受ける人々に「歩くこと」で支援を届ける企画「PEACE WALK」の寄付先の1団体としてワールド・ビジョン・ジャパンが選ばれました。6月18日~7月1日に開催され、555人の方にご参加いただき、目標だった日本からウクライナへの距離8,000km(1,200万歩)をはるかに上回る、29,278,704歩を皆さまと一緒に歩くことができました。

参加登録くださった皆さま、ご友人・ご家族に紹介くださった皆さま、暑い中を歩いてご協力くださった皆さま、応援くださった皆さま、本当にありがとうございました!

PEACE WALKでは、寄付先団体が8つある中、ワールド・ビジョン・ジャパンの最終的な歩数ランキングは3位でした。参加人数目標500人を達成できたことで80万円、歩数ランキングによるマッチング寄付として50万円合計130万円が日本寄付財団からワールド・ビジョン・ジャパンに寄付される予定です。皆さまのご協力によってお預かりすることができるこの寄付によって、ワールド・ビジョン・ジャパンを通じてウクライナから逃れた子どもたちに支援を届けることができます。

開催期間中、ウクライナの平和を祈り、同じ目標に向かって歩く仲間がたくさんいることを感じることができ、ワールド・ビジョンのスタッフもとても励まされる思いでした。



PEACE WALKイベント概要

  • 開催期間:6月18日(土)6:00~7月1日(金)18:00
  • 主催団体:日本寄付財団
  • 特設ページはこちら外部リンク

担当スタッフから一言

今回のPEACE WALKで個人的に144,000歩をあるこうと目標を設定していました。この数字は、ある家族がシリアからヨルダンに逃れた際歩いた距離を歩数にしたものです。炎天下を歩く中で、私は給水したり、エアコンが効いた屋内で涼んだりすることができました。汗をかいた衣類も、すぐに洗濯できました。一方で、生きるために歩いて逃れた人々の状況は私とは比較にならないほど過酷だったはずです。
今回のPEACE WALKを通して、改めて、母国から逃れ、難民として暮らす家族に想いを巡らしながら、PEACE WALKでお預かりした寄付を、支援を必要とする子どもたちに適切に届けよう、と、今一度心に誓いました。

PEACE WALK 担当 加藤 早紀

WVJのスタッフ有志で終業後に歩きました(左端が担当の加藤スタッフ)

ワールド・ビジョンのウクライナ支援

ワールド・ビジョンは2月24日の危機発生直後から3カ月の間に、子ども53,370人を含む約13万人に支援を届けました。現在は、ウクライナ国内のほか、ルーマニア、モルドバ、ジョージアで支援を展開。子どもが安心・安全に過ごせる場所「チャイルド・フレンドリー・スペース」の設置、食料・現金給付支援、避難所物資の提供等を行っています。緊急事態に置かれた子どもたちの未来を救うために、命を守り、日常を取り戻し、未来を築く支援を展開しています。

  • ルーマニア:43,277人
    子どもたちが安心・安全に過ごせる「チャイルド・フレンドリー・スペース」に加え、教育・メンタルヘルス・心理社会的支援・子どもの保護活動を統合した「ハッピー・バブル・センター」を2ヵ所に開設。そのほかに、首都ブカレストの避難所への食料支援、一時避難所滞在者への光熱費支援を行っています。
  • ウクライナ:70,938人
    リウネ州で18,000パックの種子、ウクライナ国内で76.58トンの食料を配布。ヴィーン二ツァにてニーズ調査や提携団体向け心理的応急措置研修を実施しました。
  • モルドバ:13,477人
    提携団体向け心理的応急措置研修の実施。難民宿泊センターへの食料支援と子どもの保護活動を実施。国連世界食糧計画(WFP)と連携して、3,099世帯に対して現金を給付を行いました。
  • ジョージア:1,424人
    現地提携団体・国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との協力のもと、ウクライナの女性や子どもたちを対象に、ジェンダーに基づく暴力についての説明会を実施しました。

ルーマニア国境の町で支援を受ける親子とワールド・ビジョンのスタッフ
モルドバのシェルターで支援を受け、笑顔を見せる親子
支援物資を届けるワールド・ビジョンのスタッフ



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