バングラデシュからチャイルド・ストーリーが届きました!

(2018.01.09)

チャイルド・スポンサーシップを通して支援を受けている、子どもたちやその家族の様子をご紹介します。

早婚をなくすために、16歳のアキちゃんが立ち上がりました!


バングラデシュは南アジアに位置し、インドミャンマーと国境を接し、南はインド洋に面しています。日本の4割ほどの国土に約1億5000万人が暮らし、イスラム教徒が約90%と多数派。国の中央部をガンジス川が流れ、国土の大部分はデルタ地帯のため、台風や洪水などの災害の被害を受けやすい国です。

ビルゴンジADPでは、子どもたちが地域の人々の中で大切に保護されて成長できるよう、子どもたちやその家族に啓発活動を行っています。今年は1,688人の子どもたちが子どもフォーラムに参加し、早婚や子どもへの暴力をなくし、子どもの権利を守るために自分たちの意見を発表しました。

「以前の私は、子どもの権利に関わる問題に特に関心を持っていませんでした。早婚はよくあることだと思っていました。でも、ワールド・ビジョンのプログラムに参加してから考えが大きく変わりました

こう話すのは、16歳のアキちゃんです。



16歳のアキちゃん(右から3番目、黒いスカーフを着用)は、友だちと一緒に次回学校で実施するプログラムを計画しています

「3年前に子どもフォーラムに加わり、子どもの権利やライフ・スキル*、報道活動についての研修を受けました。私は今、子どもにとってより良い地域づくりのために、一生懸命活動しています。

友だちと一緒に毎月、早婚や児童労働の問題を取り上げ、若者や親を対象とした啓発集会を開いています。学校では、子どもたちが感情のコントロールや、将来のための正しい意思決定について学ぶための研修を企画・運営しています。今ではこの地域から早婚をなくそうと、生徒たちは熱心に活動に取り組んでいます」

(*問題解決、対人関係、計画性など、生きていく上で必要な知識・技術)


また、ビルゴンジADPのマネージャー、アドヴェント・トリプランドからは、次のようなメッセージが届いています。

「ビルゴンジ地域の子どもたちと住民を代表して、皆さまの温かいご支援にお礼申し上げます。皆さまのご支援は、教育保健、啓発活動を含む多くの取り組みに活かされ、地域の子どもたちの栄養不良、病気、死亡件数も減少しています

ビルゴンジADPでは、妊婦への健診とカウンセリング、就学前教育センターでの発育支援プログラム等も行っています。地域の状況を少しでも改善して、子どもたちが本来持っている可能性を伸ばすため、これからも活動を続けていきます。


バングラデシュの支援活動について、詳しくはこちら
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ビルゴンジADPのマネージャー、アドヴェント・トリプランドと地域の子どもたち


就学前教育センターで楽しく過ごす地域の子どもたち

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