リオ+20に向けて、細野環境大臣に提言を行いました

2012.06.18

細野環境大臣に提言書を提出

リオ+20NGO連絡会として細野大臣にWVアドボカシー・スタッフが提言を行いました (写真提供:リオ+20NGO連絡会)

2012年6月20日~22日までの3日間、ブラジルのリオデジャネイロにおいて、「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が開催されます。 この会議は、1992年の国連環境開発会議(地球サミット)から20周年を迎える今年、フォローアップ会合として行われます。20年前の会議は「環境と開発に関するリオ宣言」や「アジェンダ21」が採択され、環境や持続性が開発の重要な内容として考えられるようになりました。今回も、各国から首脳レベルの出席があり、これからの持続可能な開発に大きな影響があると予想されています。

ワールド・ビジョン・ジャパン (以下WVJ)は6月7日、リオ+20NGO連絡会の一員として細野豪志環境大臣にメッセージを届けました。NGO10団体がそれぞれの提言を行った後、細野大臣と意見交換の時間を持ちました。細野大臣は「非常に重要な会議であり、提言の内容をできるだけ取り上げていきたい」と述べました。

細野大臣は環境省関係者とともに、NGOからの提言を聞き、前向きに取り上げていきたいと述べました (写真提供:リオ+20NGO連絡会)

WVは持続可能な開発に子どもの保健を優先するために次の4点を提言しました。

1、子どもの保健を優先した持続可能な開発の行動計画を策定する。
ポストMDGsに向けて環境分野と開発を連携させる。

2、説明責任を向上するため、持続可能な開発の計画や実施、モニタリング、評価のプロセスに子どもを含めたコミュニティの参加を促進する。

3、子どもや地域の保健に関する持続可能な開発に向けて、地域、国、国際レベルのすべての関係者がそれぞれの分野を超えて、連携する。

4、脆弱国と中所得国における貧困も認識した目標を策定する。


提言書はこちら(PDF)


リオ+20に向けて、WVは、持続可能な開発に子どもの保健を優先するために、各国で提言活動を行うとともに、スタッフがブラジルに赴き、提言や会議の分析および情報発信を行います。

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