子どもたちの未来が消える”児童労働”の過酷な現状
今、世界では生きていくために約10人に1人の子どもが学校に行けず、過酷な環境で働いているのをご存知でしょうか。
今回は命の危険にさらされながら生きるバングラデシュの1人の少女をご紹介します。
毎日ゴミ山で働く裸足の少女
世界で最も貧しい国のひとつ、バングラデシュの首都ダッカのスラムで暮らす10歳の女の子モスミちゃん。
お母さんは貧しさに耐えかねて家を出て行ってしまい、彼女は年老いたおばあちゃんと2人で暮らしています。
年老いたおばあちゃんだけの稼ぎでは足りず、毎日1人でゴミ山へ行き、食べものを買うために売れるものを探します。
動物の死骸や残飯、割れたガラスなどが捨てられているゴミ山。
あたりは強烈な腐敗臭がし、大きな水たまりは有毒ガスが発生しボコボコと音をたてています。
いつ健康を害してもおかしくない場所をモスミちゃんは、素足で1日中歩きまわっても、15タカ(約23円)程度の稼ぎしか得られません。
「汚い仕事をする者」と差別され、女性や子どもが暴行・誘拐などの犠牲になることがあっても、彼女は生きるために毎日通い続けます。
毎日食べものを買うだけで精一杯。
学校へ通う時間もお金の余裕もありません。
動画を見ていただくと、よりモスミちゃんの過酷な現状が実感いただけると思います。
モスミちゃんのような子どもを救うために、一体どうしたらよいのでしょうか。
児童労働を解決するために
このような生活を強いられているのはモスミちゃんだけではありません。
現在児童労働を余儀なくされている子どもは世界で約1億6700万人。
多くの子どもたちが毎日学校へ行けず、過酷な状況で働いています。
児童労働の原因はさまざまで、子どもたちへの支援はモノや資金を送るだけでは、根本解決にはなりません。
子どもたちや周りの大人、地域の人々が自分たちで生活を改善していく力を身につけることが重要なのです。
そのためには、地域特有の事情をひとつひとつ理解し、水衛生・保健・栄養・教育・生計向上など状況に合ったサポートをする必要があります。
こうした活動を地域の人々や組織と14年以上かけて行うプログラムが、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンが運営する「チャイルド・スポンサーシップ」です。
チャイルド・スポンサーはただお金を渡すだけではありません。
夢を持つ子どもたちを支えることができ、子どもの成長をまるで親になったように見守ることができます。
チャイルド・スポンサーシップを通して子どもたちと交流する
チャイルド・スポンサーになると、毎年支援しているチャイルドの成長が分かる写真と成長報告の手紙が届きます。
地域での活動状況も分かり、自分の支援がどのように使われているのかも見ることもできます。
写真付きの成長報告
希望があればこちらからチャイルドへ手紙を送ったり、支援地を訪問しチャイルドに会うこともできます。
チャイルドは支援してくれている人がいることで頑張ることができます。
子どもの未来を支え、応援することができるチャイルド・スポンサーシップは 月々4500円から始められる支援です。
支援する期間は自由。毎日ペットボトル1本分程度で貧困や紛争が原因で明日に希望を持てない子どもたちを救うことができます。
日本にいてもできる支援があります。
夢を叶える子どもたちを増やすお手伝いをしてみませんか。