ワールド・ビジョン・ジャパン2015年度年次報告書(ダイジェスト版)

数字で見るワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)

資金の集め方

経常収益 49億8,302万円

ワールド・ビジョン・ジャパン2015年度の経常収益 内訳 WVJに寄せられる資金の66.0%は、チャイルド・スポンサーシップによるものです
資金の集め方 WVJに寄せられる資金の66.0%は、チャイルド・スポンサーシップによるものです
行進する子どもたち

資金の使い方

経常費用 49億6,531万円

ワールド・ビジョン・ジャパン2015年度経常費用 内訳 49億6,531万円
活動分野 割合
         活動分野の割合
地図
         活動地域の割合

ワールド・ビジョン・ジャパンの活動を表す10の数字

  • 総事業数: 31カ国で121事業
  • 開発援助事業数: 23カ国で88事業
    • うち、チャイルド・スポンサーシップ事業数: 22カ国56事業
  • 緊急人道支援事業数: 12カ国33事業
  • チャイルド数: 61,954人
  • チャイルドからチャイルド・スポンサーへの手紙: 54,000通以上
  • 連携企業・団体数: 2,653社・団体
  • 交流イベント開催回数: 全国で25回
  • 職員数: 80人(嘱託・アルバイト6人含む)
  • ボランティアスタッフ数: 420人
アフリカの子どもたち
タンザニアの子どもたち

2015年度 活動ハイライト

開発援助

チャイルド・スポンサーシップによる地域開発プログラム(ADP)を、22カ国で56事業行いました。
また、日本政府の資金協力等により、スリランカやベトナム、東ティモールで事業を実施しました。

支援により設置された井戸を地域の手で管理するための水管理委員と加藤スタッフ(トヨタADP/コンゴ民主共和国)
新しく設置された井戸を住民自身が管理するために組織された「水管理委員」と加藤スタッフ(トヨタADP/コンゴ民主共和国)
これまでの事業を評価するため、子どもたちから聞取りをする平本スタッフ(トゥンワADP/タイ)
これまでの事業を評価するため、子どもたちから聞取りをする平本スタッフ(トゥンワADP/タイ)
支援により乳製品の加工を身に付けた地域住民と松岡スタッフ(プンガラADP/エクアドル)
支援により乳製品の加工技術を身に付けた地域住民と松岡スタッフ(プンガラADP/エクアドル)
村落家畜普及員らと酪農先進地域を視察する岡崎スタッフ(スリランカ)
村落家畜普及員らと酪農先進地域を視察する岡崎スタッフ(JICA草の根技術協力事業/スリランカ)
保健スタッフに啓発活動用教材の説明をする木戸スタッフ(開発援助/ベトナム
保健スタッフに啓発活動用教材の説明をする木戸スタッフ(外務省NGO連携無償資金協力事業/ベトナム)
工事の進捗確認のため、山奥の水源に到着した村民と頼田スタッフ(開発援助/東ティモール)
工事の進捗確認のため、山奥の水源に到着した頼田スタッフ(外務省NGO連携無償資金協力事業/東ティモール)

緊急人道支援

ネパール大地震や、シリアやアフガニスタンで紛争の影響を受けた人々に支援を届けました。

ネパール大地震の被災者に支援物資を届ける坂スタッフ
ネパール大地震の被災者に支援物資を届ける坂スタッフ(ネパール)
移動診療による実地研修に参加する女学生。「医療設備が整っていない地域での診療に自信が持てるようになりました」(アフガニスタン)
不足している医療施設やスタッフ育成を実施。移動診療による実地研修に参加する女学生は、「医療設備が整っていない地域での診療に自信が持てるようになりました」(アフガニスタン)
補習授業の前後に創作活動をしています
シリア難民を受け入れているヨルダンの地域で、シリア難民とヨルダン人の子どもたちを対象に補習授業を実施。授業の合間に絵を描く子どもたち(ヨルダン)

アドボカシー

子どもの命や権利を守るため、世界のリーダーに働きかけました。

ニューヨークの国連本部前にて。国連総会に参加した柴田スタッフ(左)と志澤スタッフ(右)
「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択された国連総会に参加した柴田スタッフ(左)と志澤スタッフ(右)(ニューヨーク)
「G7市民社会対話」には世界各国のNGOが参加
ドイツでのG7サミットに先立ち実施された「G7市民社会対話」に参加し、G7が子どもの保健や栄養改善に向けてリーダーシップを発揮するよう訴えました(ドイツ)

皆さまとともに

多くの方が様々な形で、支援の輪に加わってくださいました

【グローバル教育】4,389人の子どもたちや若者がグローバル教育に参加。小学生向け「サマースクール」等のイベントも開催しました
【グローバル教育】 4,389人の子どもたちや若者がグローバル教育に参加。小学生向け「サマースクール」等のイベントも開催しました
【ボランティア】420人の皆様がボランティアとして参加。チャイルドの手紙の翻訳、資料発送等をサポートしてくださいました
【ボランティア】 420人の皆さまがボランティアとして参加。チャイルドの手紙の翻訳、資料発送等をサポートしてくださいました
【交流イベント】ワールド・ビジョン・カフェ等のイベントを全国で25回開催し、1,252人がご参加くださいました
【交流イベント】 ワールド・ビジョン・カフェ等のイベントを全国で25回開催し、1,252人がご参加くださいました

企業・団体との連携

1,448社、総額170,627,348円の支援をお寄せいただきました

企業の皆さまから、チャイルド・スポンサーシップ、学校建設、マッチング募金、商品売上からの寄付等、様々な形で支援をいただきました。広報協力、プロボノ等多くの連携も生まれています。

  • 株式会社NTTデータ
  • 株式会社さわやか倶楽部
  • 株式会社スタートトゥデイ
  • 住友化学株式会社
  • セブン&アイ アベスコ基金
  • 株式会社タイセイ
  • 株式会社ダッドウェイ
  • 株式会社チュチュアンナ
  • 東芝プラントシステム株式会社
  • 株式会社FUJITSUユニバーシティ
  • 株式会社プレコフーズ
  • 三菱製鋼株式会社
  • ミヨシ石鹸株式会社
  • 山崎製パン株式会社
  • ヨシリツ株式会社
  • 若尾製菓株式会社・ジースプレッド株式会社   等
ネパールの子ども
ネパールの子ども

2015年度 会計報告

ごあいさつ

理事長 榊原寛

2015年9月、次の15年間で国際社会が目指すべき「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」が、国連で採択されました。貧困、飢餓、教育にとどまらず、気候変動や平和等の問題解決を目指し、17の目標が誕生しました。しかも、途上国だけでなく先進国も目標達成の義務を負います。世界が一致しなければ達成できない意欲的な目標に向かって、世界は動き出しました。 続きはこちらpdfアイコン

榊原理事長

常務理事・事務局長 片山信彦

本年は、団体として取り組む「3カ年計画」の一年目でした。活動の柱に据えた目標の中には、「厳しい経済環境の中でも支援者を拡大し、より多くの支援を届ける」というものがありましたが、経常収益は49億8,302万円(前年比9%増)にのぼり、51,995人のチャイルド・スポンサーの皆さまをはじめ、多くの方々とともに子どもたちへ支援を届けることができました。 続きはこちらpdfアイコン

片山事務局長

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