若者、半端ないって⑥ 学ぶうちに「憤り」や「情けなさ」の一次感情が消えていた

(2018.12.17)

こんにちは!「未来ドラフト2018~わたしと難民がつながるアイデア・コンペティション~」で優勝したアイデアを実現させるために挑戦しているユースチーム「アイデア実現部隊」のメンバー、慶應義塾大学在籍中の朝比奈 友里(あさひな ゆり)です。

これまで5名がプロジェクトにかける思いを紹介してきましたが、今回は私なりの視点から、①なぜアイデア実現部隊に参加したのか ②プロジェクトの意義、についてお話できればと思います。

難民問題や子どもの人権との出会い

難民問題と出会ったのは小学生のとき。自分のランドセルをどこかに寄付しようと思い立ち、寄付先を探していたところ「アフガニスタン難民」に送れることを新聞広告で知り、寄付しました。そのことをきっかけに、境遇の違う子どもの暮らしと自分の立場を比べて衝撃を受けたのを覚えています。これを読んでいるみなさんの中にも、似たような経験をした方は多いのではないかと思います。

私はその後、思わぬ形で「子どもの人権」 と向き合うことになります。高校生の頃に参加した模擬国連(学生が各国の大使に扮して国際会議を行う)で、児童労働や子ども兵問題についてリサーチする機会がありました。当時はSDGs の前段階、MDGsが声高に叫ばれており、貧困や戦争が原因で、子どもたちの人権が奪われていることを改めて知ったのです(中学生くらいから読めるたくさんの刊行物があります)。

高校2年生の時に出場した模擬国連の全日本大会

大学で国際経営を専攻してみたものの...

私は、多国籍企業による人権侵害に驚き、(近年は大きな変化を見せています)大学で国際経営を専攻することに決めました。とはいえ、このような問題に経営学からアプローチするのは決して容易ではありません。近年は研究が蓄積してきましたが、学部生の4年間では到底足りるものではないと思います。自分自身は、学ぶうちに、高校生の時に感じた「憤り」や「情けなさ」(無知でいたことの恥ずかしさ)の一次感情がなくなっているのでは、と思い返すことがありました。

そこで、大学時代はSDGs に関するユース国際会議やOECD東京センターでのボランティアなどに精を入れていましたが、そこでふたたび難民問題に思いを向けるようになりました。とりわけ、ヨーロッパの難民受け入れに世界的に注目があつまった2016年以降、日本の難民支援団体やドイツの難民支援団体から話を伺う機会があり、さまざまな要因や解決の道筋の複雑さなどを知るにつけ、政府や国際機関ではフォローしきれないような、マインドセットのような部分にアプローチする必要性を考えさせられました。そんな中で発見した「未来ドラフト2018」 のチャンスに飛び込むことに決めました。

ドイツの難民支援青年団体を訪問した時の様子

「未来ドラフト」の意義

このプロジェクトの意義は、学生ならではの視点に、支援のプロのサポートが加わり、国際機関でも、NGOのプロだけでもたどり着かなかった難民のサポートを実現する大きな可能性にあると思います。これは、日本の若者が一度きりのイベントとして実施するものではなく、継続することを前提に挑戦しています。もっとも、2019年1月の渡航では、パイロット期間として様々なアクティビティを実施するため、支援が行き届いていなかった子どもたちに、私たちのサポートがどんな効用を与えられるかは予測しきれない部分もあります。だからこそ、よりよい活動を目指し、"No one will be left behind"を実現する一助になれると思うのです。

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