チャイルド・スポンサーのインドネシア訪問ツアー報告

2005.07.07

どこへいっても子どもたちは、スポンサーを大歓迎。
スポンサーに折り紙を教えてもらった子どもたちが、笑顔で「作品」を見せているところです。
スポンサーの方々の手品や歌に、子どもたちも大喜びでした。

ツアー期間 2004年11月21日~27日

ススカン地域開発プロジェクト(IDN-170711)は、インドネシアの首都ジャカルタの中心地から東に40キロほど郊外にあるスラムで活動している都市型プロジェクトです。ワールド・ビジョン・ジャパンでは、900人のチャイルドの支援を通じ、地域に住む約6,800人の住民の、教育、医療保健衛生の改善、経済開発、指導者育成などを行い、住民の生活向上、地域の自立のため 1996年6月より活動を開始しました。2004年11月には15名のスポンサーの方々がインドネシアを訪問し、支援チャイルドとの交流、プロジェクトの視察をしてきました。その時の様子をご紹介します。

ススカン地域開発プロジェクト(ジャカルタ)を訪問しました


チャイルドたちが民族舞踊で歓迎してくれました。チャイルドの司会で進められた歓迎会では、子どもたちが年齢別に、いろいろな踊りを披露してくれ、活発な子どもたちに驚きました。会場が地域の行政事務所で、行政官からの歓迎の言葉もいただき、地域の人々のみならず、行政との良い関係がみられました。


交流会で、スポンサーとチャイルドが面会。
ツアーに参加されたスポンサーご夫妻の、元チャイルドが、藤井フミヤの「True love」を日本語で歌ってくれて、心のこもった歌声に、皆が涙しました。元チャイルド(写真:ギターの少年)は、高校を卒業し、今では自動車部品などの溶接工として働いて、家族を助けています。司会の少女がマイクをもち、左後ろには踊りの出番を待つ、子どもたちが緊張して待っています。


スポンサーの方々のために、チャイルド・フォーラムの子どもたちが、生き生きと踊りや歌を披露してくれました。チャイルドフォーラムは、中高生が平日の放課後、参加する課外活動で、絵画・詩作・手工芸・ダンスなどを通し、子どもたちが才狽竭n造力を伸ばし協力することの大切さを学ぶために役立っています。
子ども達の活発な活動にスポンサーの方々は、驚き喜んでいました。


学習グループは、日曜を除いて毎日、地域リーダーの家を開放してもらって、指導ボランティアが、子ども10人くらいに補習授業をしています。学習グループ用に、図書・教材・本棚などもプロジェクトから支給し、指導するボランティアの指導法研修などもプロジェクトで支援しています。家族が勉強を教えられなくても、子どもたちは、ここで熱心に勉強していました。


36ある「自助グループ」は収入向上を目指して、それぞれが、いろいろな活動をしています。写真は編物グループの活動の様子で、下のような製品を販売していました。自分たちで、決まりを作り、励まし合い、教え合い、支えあって活動しており、生き生きと、自分たちでよりよい未来を作っていく意欲にあふれていました。


ワールド・ビジョン・USが支援しているサンガウ地域開発プロジェクトを訪問しました。ジャカルタから、カリマンタン島のポンティアナックへ飛び、バスで6時間行く赤道直下の緑豊かなサンガウ地域での支援活動を視察しました。


家から学校までは遠く交通機関も無いため、勉強を続ける生徒に、学生寮の支援をしています。女子寮を訪問し、ここでも子どもたちが積極的に歌を披露してくれました。


胡椒プランテーションを運営している自助グループを訪問しました。自然の恵み豊かな土地で、収穫もあがり収入が増えた人々が、誇らしげに胡椒の木々の間を案内してくれました。胡椒の全滅を防ぐため、在来種とアメリカ種の胡椒を混在して栽培していました。


天然ゴムのプロジェクトを始めるという自助グループは、大雨の中、日本のスポンサーを迎えてくれました。人々は、在来種とは違う「良いゴムの種」や、ゴムの白い樹液に薬品を加えてゴムが固まっていく様子を、自信に満ちて、実演してくれました。まだ試験段階にありますが、種から収穫まで5-6年、うまく樹液がとれるようになると20年間は収入を得られるため、皆が大きな期待をしています。 集合写真の前列で、グループの一人がもっているのは、目の前で作ってくれた白いゴムです。


どこへいっても子どもたちは、スポンサーを大歓迎。学校の先生も協力的で、学校がワールド・ビジョンの活動へ理解を示してくれていました。写真は、スポンサーに折り紙を教えてもらった子どもたちが、笑顔で「作品」を見せているところです。スポンサーの方々の手品や歌に、子どもたちも大喜びでした。


後ろは、ポンティアナックの赤道記念碑。
皆で、片足を北半球に、片足を南半球に、赤道をまたぎました。


参加者(チャイルド・スポンサー)の一言感想

●日本では見ることのできなくなった、隣近所がお互いに助け合う様子にいつまでもこの態勢が続いてほしいと思いました。子どもも親だけで育つのではなく、隣近所みんなで育てていくという様子が本当にすばらしいと思いました。自分たちでもやればできるんだという自信を、ゴムや胡椒のプランテーションで働く人々に見せてもらいました。自信を失っている日本中の若者に見せてあげたいと思いました。このインドネシア訪問でとてもたくさんの「元気」をもらいました。ありがとうございました。

(岐阜県 松岡 資子さん)

●現地の子どもたちから元気を分けていただき、また忘れかけていた感動を身体いっぱいに感ずることができました。コミュニティーでの歓迎セレモニーや、さよならの歌で見送られた時の感動は生涯忘れることは無いでしょう。今もその余韻に酔いしれています。

(東京都 高橋 勝夫さん)

●今も、心の中に流れている歌があります。「さよなら さよなら」という日本語から始まり、あとはインドネシア語で「さよならするけど きっとまた会えるよ」という内容の歌詞だったと思います。この歌を歌って、私たちが帰る時見送ってくれた子どもたちの笑顔を思い出すと涙がでてきます。子どもたちの笑顔は宝石のようでした。一生忘れられない貴重な経験でした。

(栃木県 福田 真紀さん)

●どこへ行っても温かく歓迎していただき、彼らなりのやり方でおもてなしをしてくれました。私たちのために時間をさいていただいたと思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。 本当の支援とは、支援する側、される側とも、お互いの文化への理解、また尊重なしには成り立たないと思います。この旅を通して、よりいっそう身近になったチャイルドやプロジェクト地の方々の発展を、見守っていきたいと思いました。

(愛知県 久米 美和子さん)