1/26WVカフェ開催報告
2012.01.27
1月26日(木)、今年初めての東京でのワールド・ビジョン・カフェを行いました。57名の方々にご参加いただき、南米エクアドルにおけるチャイルド・スポンサーシップの活動について海外事業部開発援助事業課の藪崎スタッフが報告しました。
ガラパゴス諸島で有名なエクアドル。ワールド・ビジョン・ジャパンはこのエクアドルの首都キトから南へ車で3時間ほどの山間に位置するプンガラ地域にて2007年から支援活動を行っています。
標高2800mから4000mのこの地域はエクアドルの海岸地域とは異なり、国の開発から立ち遅れ、土地は貧しく農作物も十分に育たない状況で、人々は厳しい生活を強いられています。加えて、火山による自然災害なども起こり、困難な環境のため、出稼ぎに行く人々の割合が多い傾向があります。
年齢層別に支援活動を行っています
プンガラ地域開発プログラムの特徴は子どもたちの年齢別に支援活動を行っていることです。0~5歳までは栄養改善、保健衛生、就学前教育を、6歳~12歳は補習クラス、クラブ活動、13歳~18歳は啓発活動、収入向上に対する支援に力を入れています。
栄養改善事業では、お母さんたちの栄養に関する知識が低いことが問題となっているため、子どもたちに何を食べさせたら成長や健康に良いのか、また、バランスのとれた食事とはどんな食事なのかが学び実践する研修を行っています。自分の家の周りで採取できる野草や野菜を集めて、食べられるのか否か、どのような栄養素が入っているのか、その調理法などをグループで習得しています。
また、この地域では、集団生活になじめないという理由で小学校を中途退学してしまう子どもたちの割合が高い傾向にあるため、就学前教育支援を行っています。小さい時から同じ場所に通い、友だちや先生と楽しい時間を過ごしたり、学ぶ楽しさを味わえることを感じ、習慣づけることで、小学校に進級しても集団生活に溶け込み、楽しんで学校に通い続けることができることを目標としています。
また、この就学前教育には親を巻き込むことが不可欠なため、学校に対する理解を深めてもらい、教育の大切さを伝えています。
この地域の小学校では、日本と異なり、放課後のクラブ活動などがありませんでした。そのため、子どもたちは放課後にすることもなく帰宅しますが、親は出稼ぎのために家に不在です。好ましくない場所に行って影響を受けたり、事件や事故に巻き込まれたりするケースがあったため、ワールド・ビジョンでは放課後、子どもたちに対して補修クラスやクラブ活動などの支援を行っています。
支援によって自信を取り戻したお母さんの話
「栄養改善や収入向上支援受けている一人のお母さんを紹介します。ワールド・ビジョンの活動が始まる前までは、読み書きもできず、子どもを育てるために町に瓦礫掃除の出稼ぎに出ていました。このお母さんは町から帰るたびに、食事としてポテトチップスやキャンディーなどを子どもに与えていました。外国製のものだったら体に良いに違いないと思ったからです。そのため子どもには栄養不良の症状がみられ、学校にも行けない状態でした。しかし、この支援活動が始まってから、お母さんは鶏の育て方や栄養の料理の仕方を学び、地域のお母さんたちを引っ張るような存在に変わりました。
お母さんは“ワールド・ビジョンが来なかったら子どもを適切に育てることを知らなかったでしょう。でも、今では、鶏を飼育して収入を得たり、子どもたちに栄養価の高い食事を作ることもできる。日本のスポンサーのみなさんにありがとうと伝えてください”と嬉しそうに話してくれました」と薮崎スタッフは報告しました。
アンケートに寄せられた感想の一部
●実際の映像を見ることができ説明していただき、よかった。
●子どもたちにしっかりとした教育・食事をさせるためには、まず大人たちが知識を身につける事が大切だと思いました。
●エクアドルの現地住民との対話を重視する姿勢がうかがえた。
参加できなかった皆さま、こちら↓より、当日の様子をご覧いただけます。
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