東日本大震災 発生から1カ月 (第22報~第24報)
2011.04.11
第24報:東日本大震災発生から1カ月が経ちました (2011.4.11)
2011年4月11日、東日本大震災発生から1カ月が経ちました。4月10日19時現在、13,013人が亡くなり、14,608人が行方不明という、大きな被災状況が報告されています。
ワールド・ビジョン・ジャパンはこの1カ月間、宮城県南三陸町、登米市、気仙沼市および岩手県山田町、遠野市、大槌町の被災された17,500人以上の方々に、最も必要とされている毛布、衛生キット、水、赤ちゃん用オムツ、大人用オムツ、生理用品、下着、靴、家電製品などの緊急支援物資を、ニーズ調査に基づき届けてきました。また、震災で家族や友人を失った悲しみ、次の震災や将来への不安を抱えた子どもたちのために、宮城県登米市と南三陸町の3カ所で、チャイルド・フレンドリー・スペース「ぜんいんしゅうごう!」を開設。84名の子どもたちの居場所をつくり、心のケアを行うとともに、地元の高校生たち14人もボランティアとして参加し、一緒に活動を行ってきました。
東日本大震災への支援活動について、ワールド・ビジョン・ジャパン事務局長の片山信彦は以下のように話しています。
「全体で2年間の支援活動を現在計画していますが、この1カ月間は被災された方々に向けて、緊急支援物資を届けるとともに、子どもたちの心のケアを行うためのチャイルド・フレンドリー・スペースを開催してきました。今後数カ月間は、必要とされている物資を届けるとともに、子どもたちの心のケアを行うためのチャイルド・フレンドリー・スペースの拡充、高齢者の方々に向けた憩いの場所の提供、長引く避難生活に向け、栄養をしっかりと摂ることができるようコミュニティ・キッチン(炊き出し)の立ち上げ、仮設住宅に入居される方々への布団などの必要物資、および子どもたちが学校に戻るために必要な学用品などの提供を行っていきます。
復興までの道のりはまだまだ長くかかりますが、ワールド・ビジョンとして皆さまから頂いた支援金を必要とされている方々に届けるために、いろいろな方々と協力し活動していきます。皆さまの尊いご支援に心から感謝いたします」
ワールド・ビジョン全体で、現在25億円以上の支援金を頂いています。東日本大震災に対する支援活動は、緊急支援だけでなく、日本での災害支援の経験、スマトラ、ハイチなど、これまでの支援活動の経験を生かし、復興支援も行っていきます。
また、チャイルド・スポンサーシップを通して支援を行っている21カ国(インドネシア、バングラデシュ、スリランカ、中国、エクアドル、エチオピア、ケニア、ラオス、モンゴル、タイ、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、ウガンダ、マラウイ、ルワンダ、コンゴ民主共和国、タンザニア、エルサルバドル、カンボジア、インド)の子どもたち、そしてワールド・ビジョンが活動している3カ国(韓国、イギリス、ドイツ)の子どもたちから、心温まるメッセージカードが届いています。
メッセージを見るにはこちら>>
物資および現地派遣ボランティアの受け入れについて
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、物資および現地派遣ボランティアの受け入れを行っておりません。
第23報:地元高校生もボランティアとして参加!チャイルド・フレンドリー・スペース(2011.4.5)
4月4日(月)、登米市の避難所で第2回目のチャイルド・フレンドリー・スペース(以下、CFS)「ぜんいんしゅうごう!」を開催しました。当日は、幼稚園~中学生の子どもたち20名と、ボランティアスタッフ10名が参加してくれました。
ボランティアスタッフとして参加してくれたのは、地元の高校生・大学生のお兄さん、お姉さんたち。登米市在住で、日頃から地域のジュニア・リーダーに所属してボランティア活動をしてきたメンバーや、南三陸町で被災し、同じ避難所で生活しているメンバーもいます。子どもたちは、あっという間にお兄さん、お姉さんたちと仲良くなりました。
当日は雪がちらつく天気でしたが、子どもたちは寒さも忘れて、ドッジボールやサッカーなどを時間一杯、思い切り楽しみました。
お別れ会
また最後には、「ぜんいんしゅうごう!」に参加してくれていたしょう君(小5)が、この日他の地域に引っ越してしまうことが分かり、急遽「ぜんいんしゅうごう!」に参加していた皆で、しょう君への寄せ書きを作成。先生や、保護者の方々と一緒にアーチを作り、しょう君を送り出しました。
しょう君と同じ学年で、友だちのみさとちゃんは、ワールド・ビジョン・ジャパンスタッフに「しょうが行ってしまうのは寂しいけど、しょうは新しい学校でもたくさん友だちができると思います。今日は、しょうが私たちと一緒にいる最後の日に、こうしてみんなで一緒に遊べて、本当によかったです。しょうのために色々してくれて、ありがとうございました」と話し、ティッシュで作ったお花をプレゼントしてくれました。
■ボランティアスタッフからの感想
「小さい子どもたちと遊ぶことで、心を通い合わせることが楽しいです。これからも今日みたいに、震災であまり体を動かせていない子どもたちと遊んであげたいです」(ちひろさん 高1)
■担当:山野スタッフからのコメント
「ワールド・ビジョンのCFSでは、地元地域の方に参加していただくことを大切にするようにしています。被災した子どもたちを、地元地域の方々が支援していくことで、一過性で終わらないつながりや、心のふれあいができるきっかけの場となるように、働きかけています。」
ワールド・ビジョン・ジャパンでは今後、南三陸町と気仙沼市でもCFSを開設する予定です。
第22報:南三陸町の避難所でも、チャイルド・フレンドリー・スペースが始まります!(2011.4.4)
4月2日(土)、南三陸町の避難所に避難している3歳から小学5年生の子どもたち7人と、チャイルド・フレンドリー・スペース(以下、CFS)開催のためのミーティングを持ちました。
避難所で生活し、学校に通えない子どもたちにとって、他の子どもたちと安心して一緒に遊び、学ぶことができるCFSのような場は大切です。
避難所での生活は少しずつ改善されていますが、まだまだ不自由が多く、震災以前のように好きな遊びができない子どもたちも多くいます。
一番やりたいこと
ミーティングに参加してくれた子どもたちに、「避難所ではできないけれど、一番やりたいことは何ですか?」と質問しました。
「絵を描くものがながされちゃったから、絵を描きたいです」(かりんちゃん 6歳)
「ドッジボールがしたいです」(たかひろ君 小5)
「みんなで勉強をしたり、バレーボールなどのスポーツをやりたい」(はるなちゃん 小5)
ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフが、今後CFSでやりたいことを聞くと、子どもたちからは「いすとりゲーム」、「カルタ」、「オセロ対決」、「将棋」、「バレー」、「サッカー」、「ドッジボール」など、たくさんの意見が途切れることなくあがりました。
最後に子どもたち同士が話し合い、今後はCFSを週2回・午前中に実施していくことが決まりました。
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、今後別の避難所でもCFSを開設するため、現在調整を進めています。
第21報:チャイルド・フレンドリー・スペース「全員集合!」(仮)第一回目開催!(2011.4.2)
3月31日(木)、登米市の避難所でCFS「ぜんいんしゅうごう!」(仮)第1回目を開催しました。前日のミーティングで、「みんなで一緒に外で遊びたい」という希望が多かったことから、屋外での遊びをすることになりました。当日は、「ぜんいんしゅうごう!」を前日から楽しみにしていた子どもたちが、ワールド・ビジョン・ジャパンスタッフが到着する前から校庭に集まってくれていました。
子どもたちが話し合い、当日はサッカーをすることに決定。久しぶりに多くの友だちたちと一緒に、チーム対抗でサッカーを楽しみました。雨が降ってきたため、途中で室内に移動し、伝言ジェスチャーゲームを行いました。避難所では、大人数で遊ぶ機会が少ない子どもたちにとって、学年や性別を超えての遊びはとても楽しかったようです。お母さんが迎えに来た時に、「まだ帰りたくない!」という声もありました。
「ぜんいんしゅうごう!」で楽しかったことを、聞きました。
「サッカーが楽しかったです。いつもはミニゲームばかりで、こんなに大勢でサッカーをすることがないので、とても楽しかったです」(こうせい君 小6)
「みんなでやったジェスチャーゲームが楽しかったです」(あやかちゃん 小6)
「ジェスチャーゲームのお題を考えるのが楽しかったです」(りょうじ君 小2)
今後も、月・水・金の週3回、「ぜんいんしゅうごう!」実施していく予定です。

