サマースクール1日目を開催しました!
2010.08.02
ワールド・ビジョン・サマースクールは、日本に住む子どもたちに世界の現状を知ってほしいという願いを込めて開催している子ども向けイベントです。
「きみも、グローバル・キッズになろう!」と日本に住む子どもたちに呼びかけ、参加した子どもたちが、世界中のお友だちを大切にし、お互いに助け合う気持ちを持つグローバル・キッズになって帰ってもらうことができるようプログラムを用意しました。
これまで小学3年生以上が対象でしたが、小学2年生のお友だちも参加できるようにということで、今年は開催回数を3回に増やしました。
最初は緊張していた子どもたちも、大学生ボランティアのお兄さん、お姉さんと一緒にゲームやグループワークを楽しみ、すっかり仲良く、打ち解け合いました。そして、お互いに認め合い、協力しあうチームワークも生まれ、1日の終わりには、素敵なグローバル・キッズの笑顔になって帰っていきました。「飢餓・貧困」というむずかしいテーマを子ども
たちが楽しく学んだ1日を紹介します。
【ワールド・ビジョン・ジャパン事務所見学ツアー】
サマースクールは、ワールド・ビジョンの紹介からスタートしました。日本も戦後、支援を受けていたことを知って、子どもたちはびっくり!「今度は、お返しにいろんな国を助けていこう」という思いが子どもたちにも届いたようです。事務所見学ツアーでは、スタッフへの質問も出ました。
【飢餓・貧困って、何だろう?】
まずは、みんなの住んでいる「世界」について、グループで世界地図を作り、みんな1つの世界に住んでいるお友だちであることを確認しました。飢餓人口の割合で色分けされた大きな世界地図と、世界中で生産される穀物がどのように分配されているかを表すトウモロコシの図を通して、食べものを少ししか手に入れることができない人がいることや、
食べものを無駄に捨ててしまっている私たちの生活について知りました。
また、ワールド・ビジョンの支援の中で、実際に使われている栄養不良の度合いを測る
「飢餓メジャー」を自分の腕に巻いて、飢餓に苦しむ子どもたちの腕の細さを実感したこ
とも、参加した子どもたちに大きなインパクトを与えたようでした。
【世界を知ろうゲーム】
6グループがそれぞれ「国」として、与えられたものを使って製品を作り、銀行に売って得た金額を競います。参加した子どもたちは、世界の貿易の様子や国によって置かれた状況の違いをゲームを通して疑似体験しました。チームによって与えられるものは、ハサミや定規などの道具が現実の「技術」を表し、紙などの材料が現実の「資源」を表します。また、国によって異なる運命カードが配られ、「津波カード」「地震カード」「水くみカード」「紛争カード」「病気カード」などが届き、グループのメンバーが活動できなくなってしまいます。「支援カード」や「薬カード」を持っているググループは、ほかのグループを助けに行ったり、支援する代わりにお金をもらうなどさまざまな取り引きがありました。また、食事の時間には、「食べものカード」を買いに市場へ行かなくてはなりません。銀行も市場も国によって対応や金額が違います。子どもたちは、ゲームを終えて、国によって置かれている環境が異なること、世界に様々な不平等があることを感じたようです。「紛争カード」が来て活動ができなくなってしまったグループからは、「誰も助けてくれなかった!」「食べものカードを1枚も買えなかった・・・」など感想がありました。
【ドラマコンテスト】
ワールド・ビジョンが支援の中で実際に出会った途上国の子どもたちのストーリーに基づく台本を使って、子どもたちがスキットを作りました。配られる台本はグループによって異なり、セリフはすべて空欄。参加した子どもたちが、途上国の飢餓や貧困に苦しむ子どもたちの気持ちになってセリフを考えました。コンテストでは練習の成果を発揮し、グループごとに工夫したスキットが発表されました。干ばつのため、食べものを十分に得られないホンジュラスのウィルマーくんが親友と一緒に食べものを探しに森を歩きまわる様子や、病気でお母さんを亡くしたモザンビークのアデリアちゃんが重い水を遠くまで汲みに行く様子、凍えそうな寒さの中、食べものを買うか薪を買うかの選択に迫られるモンゴルのアルカボロル親子の様子など、世界中の同じ年齢の子どもたちのストーリーを演じることを通して、参加した子どもたちは、飢餓・貧困を身近にしてくれました。子どもたちのコンテストを見守るお父さん、お母さんからはあたたかい拍手が送られました。
【グローバル・キッズ認定証】
サマースクールでの1日の学びを通して、これからの生活でやっていきたいアクションを記入し、グローバル・キッズ認定証が参加した子どもたちに手渡されました。「ごはんをのこさないでたべる」「きが、ひんこんのことをともだちにはなす」「せかいのおともだちのことをわすれない」など、1人1人にできることを考え
ました。保護者の方も親子で一緒に取り組む「グローバル・アクション」をアクションカードに記入。サマー
スクールをきっかけにご家庭でも、世界に目を向けてアクションしていってほしいと願っています。
寄せられた感想の一部を紹介します。
● 子どもたちの感想:
・ ごはんが食べられなくて10おく人もしんじゃうのにおどろいた
・ どうしたら、きがの人がなおるのか
・ ゲームがたのしかった
・ ごはんとか、みずとかをだいじにする
・ ひとりですんでる子もいて、びっくりした
・ お友だちができた
● 保護者の方の感想:
・ 保護者向けプログラムに参加し、スタッフの方が実際にどのように支援しているのかがよくわかった
・ 子どもにとって良い機会になった
・ 家に帰ってから子どもの話しを聞くのが楽しみ
・ 普段何不自由なく生活している子どもに、世界には違う状況にある同世代がいるこ
とを知ってほしいと思って参加を申し込んだ
・ 子どもたちが知る機会やイベントを増やしていってほしい
ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフにとっても、参加してくれた子どもたちがチームワ
ーク良く、一生懸命グループワークや発表に取り組んでいる姿に、たくさんの励ましをも
らった1日となりました。
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、今後も、子どもたち向けのイベントを開催していきます。

