7月11日は世界人口デー
2010.07.01
世界人口デーとは?
「世界人口デー」は、1987年7月11日に世界の人口が50億に達した「50億人の日」から発展し、緊急かつ重要な問題である、人口問題についての関心を高めるというねらいから、1989年に国連によって制定されました。
世界の人口
2009年、世界の人口は68億人に達しました。2011年の終わりには70億人、2050年には90億人に達し、その人口増加のほとんどが、途上国における増加になると予測されています。2009年の途上国における人口は56億人でしたが、2050年には79億人になるといわれています。そのうち子どもが占める割合は先進国と比べて高いため、多くの子どもたちに教育や、雇用の機会を提供していくなどの課題があります(参考:国連経済社会局(UNDESA))。
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栄養不良に苦しむ人々の多くは女性と子どもたちです
このように世界の人口が増加していくなか、10億人以上の人々が栄養不良に苦しんでおり、ほとんどは女性と子どもたちです。世界では、6人に1人が健康に生活していくために必要な食糧を得られていません。そして、途上国の子どもたちの4人に1人、約1億5000万人の子どもたちが、栄養不良に苦しんでいます(参考:国連世界食糧計画(WFP))。
栄養不良は、子どもの心身の発達に深刻な影響を及ぼすだけでなく、子どもたちが命を落とす要因の1つとなっています。世界では、年間880万人の子どもたちが5歳未満で命を落としていますが、そのうちの3人に1人は、栄養不良が直接・間接的な原因となっています。栄養不良の主な原因は、不十分な食糧、保健サービス、妊産婦や子どものケア、水・衛生設備・住居へのアクセスなどが挙げられます。
ワールド・ビジョンの取組み
母子保健サービスにおいて、直接的に女性と子どもたちの栄養改善を行っていくことが必要です。同時に、人々が持続可能な生活を送ることができるように支援し、食糧と栄養状態の改善を行い、気候変動に対応できるような能力を身につけられるように、ワールド・ビジョンは活動しています。
例えばエチオピアでは、母子家庭を対象にした支援活動を行っています。
種、農作業に必要な道具、家畜などを母子家庭へ提供するほか、効果的に作物や家畜を育て、現金収入を増やすためのトレーニングを行っています。エタゲニュさんも、ワールド・ビジョンの支援活動に参加している1人です。7年前に夫を亡くした彼女は、弟の家族と一緒に暮らしながら、3人の子どもと弟の子ども1人を育てています。
支援によって、乳牛、玉ねぎ、ジャガイモの種を支給され、また家畜の育て方についてのトレーニングを受けています。支援によって、エタゲニュさんは子どもたちのための食糧を確保できるようになっただけではなく、収穫した玉ねぎなどを販売することで、収入も得られるようになりました。エタゲニュさんは「この収入で、子どもたちの服代や教育費にあてたり、貯金することもできるようになりました」と語ります。
栄養不良に苦しむ子どもたちを1人でも減らし、健やかに成長できるようになるためには、各国に子どもたちを救う取組みの拡充を求め、より多くの支援を届けることが必要です。世界人口デーに向けて、世界の子どもたちの命を救うためにアクションをお願いいたします。

