【G8サミット・キャンペーン】G8ムスコカ母子保健イニシアティブに関するワールド・ビジョンの見解

2010.06.26

より多くの子どもたちが5歳の誕生日を祝えるようになります。しかし、数百万人にのぼる子どもたちに、そのチャンスは与えられませんでした。

ブルンジの親子
ブルンジの親子

25日(金)発表されたG8ムスコカ母子保健イニシアティブで、G8は総額で50億ドルを誓約しました。

「子どもとお母さんの命を救うことをG8の優先課題とし、新規の資金動員のために指導力を発揮したカナダのハーパー首相は評価に値します。しかしコミットメントの総額は、子どもたちを早すぎる死から守るためには、あまりに少ないものです」
(ワールド・ビジョン・カナダ総裁 デーブ・トイセン)

「乳幼児死亡率が高いアフリカの国々では、多くの子どもたちが、彼らの持つ生きる権利を保障し、必要を満たす国際社会の指導力を、今も待っています」
(ワールド・ビジョン・アフリカ アドボカシー・ディレクター スーザン・ムバヤ)

「日本政府は2008年、国際保健に関する洞爺湖行動指針策定のプロセスを牽引し、また、母子保健に光を当てるなど、その指導力は高く評価されてきました。今回日本が表明した500億円のコミットメントは、その期限年にもよりますが、多くの子どもたちとお母さんを救うことにつながります。しかし、MDGs(国連ミレニアム開発目標)達成への貢献に向けた日本の意志を示すものとして、十分と言えるでしょうか?」
(ワールド・ビジョン・ジャパン アドボカシー担当 谷村美能里)

【事実】
●全ての開発途上国で、保健関連MDGsの目標を達成するためには、保健分野への年間援助総額を2012年までに年間375億ドルに、2015年までに年間425億ドルに増額する必要があります。そのうち、母子保健分野に必要な援助は、2012年までに年間158億ドル、
2015年までに年間167億ドルです。
●G8は、2005年のグレンイーグルス・サミットにおいて、他のドナー国とともに、2010年までに年間援助総額を500億ドル増額すると公約しました。しかし、OECD/DACによる2010年のODA推計によると、2005年の公約の水準を180億ドル下回る見通しです。

G20サミットに向けて

残念ながらG8の取組みが不十分に終わったことを受けて、ワールド・ビジョンは26日(土)から開幕するG20サミットにおいて、ミレニアム開発目標期限である2015年までに、より多くの子どもたちとお母さんを救う機運をもりたてるべく、G20が責任ある合意に到達することを期待します。

また、現地へ派遣中のアドボカシー担当谷村スタッフが、ブログツイッターを通じても、最新情報をお届けしています。ぜひ、ご覧ください!

【G8サミット・キャンペーン 第1報】

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