「アフリカの子どもの日」G8サミットに向けて署名をお願いいたします
2010.06.09
今年2010年、アフリカ17カ国が独立した1960年の「アフリカの年」から50年を迎え、6月11日からはFIFAワールドカップがアフリカ大陸で初めて開催されるなど、注目を集めるアフリカ。実はワールドカップ開催国の南アフリカ共和国では、もう一つ記念すべき日が誕生しています。それが、6月16日の「アフリカの子どもの日」です。
「アフリカの子どもの日」とは?
1976年6月16日、アパルトヘイトという人種隔離政策の下、南アフリカ共和国のソウェトで、教育レベルの向上と母国語で教育を受ける権利を主張する抗議運動を起こした黒人の中学・高校生たちが、警察の発砲により命を落としました。アパルトヘイト廃絶のために、子どもたちが命をかけて立ち上がったことを忘れないために、6月16日が「アフリカの子どもの日」としてアフリカ統一機構(OAU)により1991年に制定され、アフリカの子どもたちについて考える日として毎年記念されています。
南アフリカ共和国について
最近はワールドカップの開催国として、テレビや新聞などでもよく取り上げられている南アフリカ共和国。サハラ砂漠以南44カ国のおよそ3割の経済を占め(IMF(国際通貨基金)2010年末予測値推計)、アフリカ経済を牽引役として務める一方で、実は多くの課題を抱えている国でもあります。
南アフリカ共和国は、世界中でHIV感染者が最も多い国です。570万人以上の人がHIV感染者であり、140万人以上の子どもたちがエイズにより片親、もしくは両親を失い、遺児になっています。親を失った子どもたちは、食糧や住居を確保できず、危険にさらされるなど困難な状況に置かれます。英国医学研究協議会は、南アフリカ共和国でHIV/エイズにより影響を受ける子どもたちの数は、2015年までに500万人までにもなると予測しています。
世界の乳幼児死亡の半数を抱えるアフリカ
また、アフリカ全体も多くの課題を抱えています。世界中の乳幼児死亡の51%がアフリカで起こっており、生後28日以内に命を落とす赤ちゃんは、アフリカだけで年間116万人以上にものぼります(UNICEF(国連児童基金))。
アフリカの国々の中でも最も乳幼児死亡率が高い10カ国で、5歳未満で命を落としている子どもの数は、年間約260万人にもなります。(Countdown to 2015 レポート)また、世界中の5歳未満の低体重の子どもたちの27%がアフリカの子どもたちであり、その数は3,900万人にのぼります。(UNICEF)
このような課題の背景の一つとして、栄養改善や保健分野への予算が足りていないことが挙げられます。必要とされている場所に、必要とされている技術を持った保健スタッフなどを配置するために充てられる予算が少ないため、予防・治療可能な要因で多くの子どもたちが命を落としているのです。HIV/エイズの予防や治療、妊産婦や新生児の栄養改善、地域の人がアクセスできる場所への保健センターの設置などにより、多くの命を救うことができます。
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救われた命
ワールド・ビジョンが支援活動を行う地域の保健センターで、腸チフスとマラリアの治療をうけ、命をとりとめた9歳のジダネ君(前列左)と家族。お母さんのアデリンさん(後列左)は、「保健センターで治療を受けることができて、息子の命が救われました。それだけでなく、衛生や栄養価の高い食事のための訓練を受けることができて、家族の健康を守ることができるようになりました」と嬉しそうに語ります。(コンゴ民主共和国)
ワールド・ビジョンでは、救えるはずのアフリカや途上国の子どもたちを守るため、6月25日からカナダで開催されるG8/G20サミット(主要国首脳会議)へ向けて、各国首脳に対し、母子保健や栄養改善への支援拡充を提言しています。世界中の多くの人の意志が示されれば、政策の改善は可能です。救えるはずの命のために、ワールド・ビジョンの提言への賛同の署名をお願いいたします。
署名の受付は終了させていただきました。
ご協力ありがとうございました!

