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1月28日(木)ワールド・ビジョン・カフェ開催報告

2010.02.04

カフェの様子
カフェの様子

1月28日(木)、2010年最初のワールド・ビジョン・カフェを開催。当日は131名の方々が参加くださり、海外事業部開発援助事業課の薮崎スタッフが、ケニアでの活動について報告しました。

サファリを誇る観光業、コーヒーや紅茶など、多くの農産物で知られているケニア。
東アフリカの代表的な経済成長国である一方、国内での所得格差は拡大し、食糧の調達すら困難な人々も多くいます。特に子どもたちが厳しい状況に置かれており、ケニアでは8人のうち1人の子どもが5歳の誕生日まで生きることができません。 
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、タンザニア国境近く、オレントン、イララマタク、キアムボゴコの3地域でチャイルド・スポンサーシップによる支援を行っています。

水資源管理委員会と一緒にタンクを調査している藪崎スタッフ
水資源管理委員会と一緒にタンクを調査している藪崎スタッフ

支援活動のなかでワールド・ビジョンが大切にしているのは、地域住民の人々の主体性です。一方的に地域の問題や解決策を提示するのではなく、時間をかけて人々と地域が抱える問題を話しあい、解決策を考えます。活動の中でも、人々が本来もっている能力を引き出せるよう、人々自身が活動の中心となるよう、支援していきます。これによりやがてワールド・ビジョンが地域から撤退する時に、自分たちだけで活動していける力をつけることができるのです。

「ある地域では、人々から水資源の開発をしたいという声が多く寄せられました。水がないこの地域は、雨水に頼らなければなりません。支援を通じて、建物の雨どいに集まった水を溜める水タンクを設置しました。そして資源管理委員会を設立して、住民の人々自身が管理できるようにトレーニングを行っています。そして、安全な水の確保ができることで、他の活動につながります。例えば、水資源の近くに食物と木の苗を育て、近くの農家に売ったり、学校や家庭で育てることもできます。このような活動も水資源管理委員会が管理し、販売した苗から得たお金で、新しいタンクの購入やメンテナンスをすることができるのです」と、藪崎スタッフ。

キアムボゴコ地域の小学生たち。最初は初めてのカメラに緊張した表情だったが、ふと誰がが「ありがとう」といったら、みんなの表情がぱっと笑顔に変わって手を振り出してくれた瞬間
キアムボゴコ地域の小学生たち。最初は初めてのカメラに緊張した表情だったが、ふと誰がが「ありがとう」といったら、みんなの表情がぱっと笑顔に変わって手を振り出してくれた瞬間

また、ケニアを始めとした多くのアフリカの国では、結婚前の若い女性を対象とする「女性割礼」(FGM-Female Genital Mutilation)という古い慣習があります。 この慣習から、感染症や難産に苦しめられるだけでなく、女の子の早期退学につながる等の問題があります。ワールド・ビジョンはFGMを防止し、女子教育に力をいれるための啓発活動を行っています。

藪崎スタッフは、支援地域で出会ったあるマサイ族のお母さんと、子どもたちとのエピソードを紹介しました。「あるお母さんは日本がどこにあるか分からなくても、数多くの人たちが支援してくれていることをよく分かっていました。夫を亡くし、悲しい生活を送っていたのですが、少しずつ色々な活動に参加するようになったそうです。現在は女性リーダーの1人となり、FGMをやめるための啓発活動や子どもたちに教育を受けさせるための啓発活動に、皆を引っ張っていくようになりました。子どもたちもそんなお母さんの姿を見て、本当にやる気を出して、頑張って勉強しています。
子どもたちが自分の未来に向けて、希望を持って生きていけるように、そして心にも変化を起こせるように、これからも支援を行っていきたいと思います。」

アンケートに寄せられた感想

・ 初めての参加でしたが、ワールド・ビジョンのことをより深く知ることができ、うれしく思っています。何よりも現地の方の声の中で、その声を最大限に尊重して支援を行っていてくださることに安心しました。
・ 支援地の現状がよくわかりました。参加者が多かったこと=関心を持っている人が多いことに驚きました。
・ 水、食べ物、安全・安心・・・私が当たり前のものとして与えてもらっているものは当たり前ではなく、とても貴重なものであること、改めて感じました。


参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
なお、次回のワールド・ビジョン・カフェについては、日程が決定次第ホームページ上でお知らせいたします。