ハイチ大地震 第12報
2010.01.26
ドミニカ共和国ジミニで、チャイルド・フレンドリー・スペースを開設
ワールド・ビジョンは、ハイチから多くの被災者が避難して来ているドミニカ共和国ジミニの2つの病院に、チャイルド・フレンドリー・スペース(以下CFS)を開設しました。CFSは、震災によって心身ともに大きな傷を負った子どもたちが安心して遊び、被災の心理的トラウマを和らげるだけでなく、親や家族とはぐれてしまった子どもたちを保護するための場所です。
自然災害後の混乱した状況下では、子どもたち、特に親や保護者と離れ離れになってしまった子どもたちは、必要な支援が受けられないばかりか、虐待や搾取などの更なる被害にあう危険が高まります。特に、子どもたちだけでドミニカ共和国との国境へ移動する動きがあり、注意が必要です。ワールド・ビジョンのチャイルド・プロテクション(子どもの人権保護)専門家である、ニコール・ベヘナムスタッフは語ります。
最も弱い立場に置かれた子どもたち
「このような自然災害が起こると、子どもたちは最も弱い立場に置かれます。特に、家族と離れ離れになってしまった子どもたちの安全確保は、最も重要な課題です。極度の貧困により、ハイチでは地震発生以前から子どもたちが搾取や、虐待にあう危険が高かったのですが、震災後、家族と離れた状況下ではその危険は更に増してしまいます。現在子どもたちが最も必要としているのは、食糧や水などの基本的な物資、最低限の医療、保護、そして離れ離れになった家族との再会です」
ワールド・ビジョンは、今回のような自然災害や紛争、搾取によって子どもたちの生命が危険にさらされている地域において、CFSによる支援を行ってきました。CFSはワールド・ビジョンのスタッフだけでなく、訓練を受けたボランティア・スタッフによって運営されます。食糧、医療、専門家による心理的サポートを行うとともに、ゲーム、お絵かき、歌など、子どもたちが楽しめる様々なアクティビティを行います。それによって、子どもたちが心に受けた傷を癒し、通常の生活に戻る手助けをするのです。
ワールド・ビジョンは、家族と離れ離れになってしまった子どもたちへの支援を最優先に置き、引き続き緊急支援を行っていきます。
またワールド・ビジョン・ジャパンでは、坂賢二郎スタッフ(海外事業部緊急人道支援課課長)をポルトープランスに派遣し、緊急支援と被災現場のニーズ調査を行うとともに、「ハイチ大地震緊急援助募金」を受け付けています。
募金のご協力をありがとうございました。募金受付は終了させていただきました。
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