ハイチ大地震 第11報
2010.01.25
「建物の中に入るのが怖い」 避難キャンプで暮らす、ファビオラちゃんの声
8歳のファビオラちゃんは、ポルトープランスのペンションビレにあるサッカー場に設置された、避難キャンプで暮らしています。夜になると、1枚の古くて薄いカーペットを敷いて寝ますが、地面の固さと冷たさは変わりません。
数日前まで、彼女の家族は薄く、ところどころ破れたベッドシーツ数枚しか持っていませんでした。それを木材に結び合わせて広げ、即席のテントを作っていましたが、日よけにはなるものの雨が降ると何の役にも立ちませんでした。
ファビオラちゃんは、「雨が降ると、全部の物がびしょぬれになっちゃうの」と言います。
しかもその“テント”では、3家族15人の人々が一緒に暮らしていたため、とても十分なスペースはありませんでした。
「ご飯を食べる場所も、寝る場所もないの。狭すぎて、何もできなかったわ」
それでも、ファビオラちゃんは自分の家に帰ることができませんでした。地震によって大きなダメージをうけた家は、いつ倒壊してしまうか分からないからです。ファビオラちゃんは言います。
「怖いから、家には帰りたくない。今は、建物の中に入るのが怖い」
ワールド・ビジョンは、ファビオラちゃんの家族を含む被災者の人々が、避難キャンプでの生活で感じる苦痛を少しでも軽減するため、防水シート、調理器具、衛生キットを支援しました。その中でも、ファビオラちゃんは「防水シートが1番嬉しい」と言います。
以前は即席テントが無秩序に乱立していた避難キャンプでしたが、今は整然と防水シートが張られています。
「これで雨が降っても、雨漏りしないわ」。ファビオラちゃんは笑顔を見せました。
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、坂賢二郎スタッフ(海外事業部緊急人道支援課課長)をポルトープランスに派遣し、緊急支援と被災現場のニーズ調査を行うとともに、「ハイチ大地震緊急援助募金」を受け付けています。
募金のご協力をありがとうございました。募金受付は終了させていただきました。
避難キャンプのようすを映像でご覧ください
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